君の目に映る色





薄幸の美人と謎の青年実業家…うんうん、ARUKU先生の物語としては王道ってかんじ♪ …と思いながら読んでいたのですが。
…あれ?なんか…いつもと違う…??
攻の烏羽が、今までの作品の中ではちょっと見たことのないタイプだからかも。
自分の想像していた展開とは違う方向に進みながら、物語は突如 現実から切り離される。
そこからが圧巻だった。
この作品の舞台は戦後まもない日本。
なぜこの時代なのか、ずっと気になってた。
痛みと、再生と、紺碧の青……読みながらそんな言葉が思い浮かんだ。
全体的に柔かく甘やか。
後半から怒涛の展開で、ラストまで一気読み。
読み終わった時には呆然としました。そして仄かに胸に鈍い痛みが残る。
…ああこの感覚…まさしくARUKU先生の作品。
絵も語り口もかなりクセが強いので、好みは分かれるかも。
ARUKU先生の眼に映るさまざまな色の世界を、少しだけ垣間見させてもらった感じ。
唯一無二の、とても美しい世界でした。

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