デブとラブと過ちと!【描き下ろしおまけ付き特装版】
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デブとラブと過ちと!【描き下ろしおまけ付き特装版】

ままかり

めっちゃ前向きになれる

ネタバレ
2022年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前に試し読みした時はもっと巻数少なかったのですが、いつの間にかすごい続いてたんですね!ずっと気になってた作品なので2巻無料読んで、面白すぎたため思わずその先を買ってしまいました。

同じ外見でも中の人(?)の捉え方によって、世界はこんなに変わるんだなあと思います。
日本では特に、痩せてる & 若い & キラキラ愛され()女子をしてることが、女性としてカースト上位的な持て囃され方をされる傾向ですが、それはとても狭い視野のえらく幼稚な文化だなーと思います。

個々のボディポジティブを始め、他者評価ではなく「自分のために」好きな自分でいること、そしてそれを肯定する自尊心は本当に生きていく上で最も大事。
結局、自分で自分を愛せる人、自分を幸せにできる人が本当に強い人であり、まず自分が幸せでないと他者にも優しくできない。それが笑いながらもじーんと心に響いてきます。

単なるラブコメでは飽きてしまうけど、背景にミステリーがあるので続きがすごく気になる!とりあえず今読んでいるところまでは、だいぶリカコが病みキャラで最悪な女になってますが。。
一般的に女の幸せと定義されがちな「美人でお金があって、結婚して子供もいる」条件を全部満たしてて、一見何の不自由もない環境のリカコ。
でもそんな外部要因なんて関係なく、結局は本人の心次第で幸不幸は決まっていくんだな、と改めて夢子の対比として見ています。

事件と絡んでる部分でリカコにも何か理由があり、これから幸せになれると思いたいですね。続巻も購入していく予定です。
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