このレビューはネタバレを含みます▼
電車の中で読んでいて、笑いが込み上げプルプルして不審者のようになってしまった。マスクしていたのが幸い。
面白い！で、深い！で、愛だ！
上巻で征士郎に5人のセフ レがいるなんて出てくると、どんなヤリチ ンだよって思うけど、理由がわかると納得。とある心理学で有名な先生で、パートナー(女性)が病気になり晩年にセック スライフができなくなったとき、夫にセフ レを作れといい、自ら相手を探してきて、円満に過ごした話を思い出した。
それでも、征士郎は諦めていない。いつかトモちゃんと抱き合える日が来るまで待てる。愛だなぁ。カップルカウンセリングを受けるまでになれたトモちゃん。トラウマは深く、フラッシュバックするけど、征士郎の朗らかな光が救いになって、付き合って2年ちょっとで回復してきた。14年、放置していたのが本当気の毒だけど、本人がなんとかしようと思わなければ成立しないから、支えた征士郎に感服。オープンゲイでも本命が望まなければ隠すし、労るし。ハイスペ、スパダリ境地。自画自賛しても嫌味がない（笑）にーくらと父親は本当に許せないけど(保守派が歪んだ理想のもと人権無視するの今と同じw)、トモちゃんが決別できるまでになったから、あとは征士郎の愛に包まれていればいいよ。なんだかんだボンボンのトモちゃんは、時々、征士郎に対して甘えていることをわかっているようで、わかってない態度になることがあるけれど（笑）、征士郎には可愛く見えるんだろうな。ゴールド聖闘士の佐知パイセンもいい味出していてよし。2人が結ばれるときの、息子たちのドラマもよし(爆笑もの)。続きがあるようなので、楽しみにしています！最初、男性作家さんかと思ったけど女性作家さんですね、新感覚BLで大好きになりました。
追記：続巻上下も最高。笑えるし、グッとくるし。エチができるようになって、変化したともちゃん。恋人自覚が出てきたけど、そこは天然なので。征士郎も報われたね（笑）
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