雛鳥は汐風にまどろむ【SS付き電子限定版】
」のレビュー

雛鳥は汐風にまどろむ【SS付き電子限定版】

南月ゆう

家族、救済…。そして、ちゃんとBがLしてる

ネタバレ
2023年2月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 南月先生の作品が好きです。これまで拝読したすべての作品で泣かされています汗。作画はとても丁寧でキレイな作家さんですが、絵柄は特別タイプというわけではない。だからジャケ買いはしたことないし、知ってから最初の作品をポチるまでに非常に時間がかかりました。しかし実際に読んでみると、どの作品もキャラクターが魅力的で、クセが強かったりイヤなところがあっても、どこか愛すべきところがある。ある意味、人間っぽいというか。そいて毎作、グッと心を掴まれる…。そうして何作も読んでいくうち、すっかり作者買いする作家さんとなりましたが、この作品はなかなか手を出さなかった…。正直、BLはBにLしててほしいので、自分が読むのは子育てものでなくていいと思っていたのと、何となく表紙のイメージから「そんなにLしてないんじゃないか」と思ってました。心暖まる感動系、みたいなイメージだったので。いやー…ごめんなさい!やっぱり南月作品でした。完璧じゃないからこそ、そこが魅力的なキャラ達。絶妙な距離感と関係性。説得力のある表現…。今作もやっぱりグッと心を掴まれ、泣かさせました。しかも、ちゃんとBがLしてて、エロしてる。さすがです!和也の母ちゃんもステキでした。こんな町に住んでみたいわぁ…。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!