2巻待ち遠しい!!





2023年4月25日
初めての作家さん。
敏感な嗅覚を持ち独立してパフューマーとして活躍中の攻、黒蜂翔生(くろばちしょう)。対する受、御薗馨(みそのかおる)は、生まれつき人を惹きつけてしまう香りの持ち主で、本人はそれをコンプレックスに感じている。馨は悩みから解放されたい思いから、香水の企業に勤め、自分の香りをリセットする(そこへ好きな香りを乗せる)というコンセプトの香水の企画を進めている。そこへサポート役として翔生が加わって2人が出会う。私はこの作品がすごく好きです。いろんな魅力があるんですが、メインは、馨が香りで相手を魅惑できてしまうが、そのことに葛藤していて、気になる相手といい関係になりそうになっても個人として見られているのではなく、自分の意志や考えとは無関係に放たれる香りによるものなのではないか、と葛藤するというお話の枠組みが、人間関係の普遍的な悩みを描いていて、やっぱり面白いです。オメガバースもこういう側面ありますね。あとは、香りというモチーフが読む方の身体も起動させられるところがあり、好きです。絵、構図もすごく好きです。忘れられないページがあります(他の方も言及しておられました)。台詞も印象的で何度も読み返してしまいます。あと、実はサスペンス的というか「この攻、受を傷つけないかな…」とハラハラさせられて、読み物として「続きが気になる!」というところも面白さかな、と思います。
個人的に、性的なことが無理矢理じゃなくて、ちゃんと合意前提になってる世界観も安心できて好きです。2024年に2巻ということで、それまで頑張って生き延びます!
追記:
先日、作中に出てくるのと似たコンセプトの香水を見かけ、本作を思い出して買ってしまいました。2巻が待ち遠しいです。
敏感な嗅覚を持ち独立してパフューマーとして活躍中の攻、黒蜂翔生(くろばちしょう)。対する受、御薗馨(みそのかおる)は、生まれつき人を惹きつけてしまう香りの持ち主で、本人はそれをコンプレックスに感じている。馨は悩みから解放されたい思いから、香水の企業に勤め、自分の香りをリセットする(そこへ好きな香りを乗せる)というコンセプトの香水の企画を進めている。そこへサポート役として翔生が加わって2人が出会う。私はこの作品がすごく好きです。いろんな魅力があるんですが、メインは、馨が香りで相手を魅惑できてしまうが、そのことに葛藤していて、気になる相手といい関係になりそうになっても個人として見られているのではなく、自分の意志や考えとは無関係に放たれる香りによるものなのではないか、と葛藤するというお話の枠組みが、人間関係の普遍的な悩みを描いていて、やっぱり面白いです。オメガバースもこういう側面ありますね。あとは、香りというモチーフが読む方の身体も起動させられるところがあり、好きです。絵、構図もすごく好きです。忘れられないページがあります(他の方も言及しておられました)。台詞も印象的で何度も読み返してしまいます。あと、実はサスペンス的というか「この攻、受を傷つけないかな…」とハラハラさせられて、読み物として「続きが気になる!」というところも面白さかな、と思います。
個人的に、性的なことが無理矢理じゃなくて、ちゃんと合意前提になってる世界観も安心できて好きです。2024年に2巻ということで、それまで頑張って生き延びます!
追記:
先日、作中に出てくるのと似たコンセプトの香水を見かけ、本作を思い出して買ってしまいました。2巻が待ち遠しいです。

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