かわいいけどかわいくない【単行本版】
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かわいいけどかわいくない【単行本版】

さきしたせんむ

攻>>>>>>>>受 ……皆さん、お好きでしょ?

ネタバレ
2023年5月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作家さん買い。
何やら様子のおかしいキャラを描かせたら日本一!(当者比)の、さきしたせんむさん。
ぶっちゃけ毎回ハマるわけじゃないんですが、今回はバッチリ心鷲掴みにされましたわww

激重年下攻めの伊吹が、我儘プリンス自分大好き受の穂積にブンブンに振り回されるのが楽しいッ!!楽しいッ!!
ほんで、長年クソデカ感情を拗らせた伊吹が、大好きな穂積をケチョンケチョンにけなすわ、あしらうわで痛快……ッ!
好き、、なんよな?って毎回確認ww
愛する気持ちがあり余って憎さマシマシなんが面白すぎますやん。可哀想やけど、惚れた弱みというやつですね。
お疲れ様……(哀)
そんな穂積に弱々な伊吹が、仕事や生活全般面では秘書として、一番身近な人間として穂積をコントロール!管理する側。
この力関係の入れ替わりが、すこぶる楽しいったらないんです♡きゃっきゃっなるww

穂積のだらしなさやダメっぷりが極まっていて、ママん登場で拍車がかかってましたね。でも長い間側にいる伊吹が、穂積は家族愛に飢えているときちんと理解しているところが、愛だったぁ……そこを俺が居座るんだと地道に攻略してきた歴史が激重で良き!勢いで一度致してしまってからは、穂積が恋心を自覚するまで伊吹が穂積に待て!!させたりと……なかなかな、萌えキュンです。
一方の穂積も、ゲイバーに伊吹を連れて行って、そのモテぶりに危機感を抱いたり、ママんの前で情けなく伊吹が好きだと泣く場面など、きちんと恋愛の「好き」を自覚するまでのエピがしっかり。
軽やかで痛快なストーリー展開と2人の力関係の強弱、丁寧な関係性の変化がしっかりあるので、凄い読み応えのある一冊です♡

はぁ~~~、、攻>>>>>>>>受
からの~~~!攻>>>><<<<受
……皆さん、お好きでしょ?
私からは以上です。
是非、お読み下さい♡
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