恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
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恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

永野水貴/とよた瑣織

4巻でやっと物語が動いた

ネタバレ
2023年5月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ いやーここまで長かった。未明の地はウィステリアとロイド以外(あと、聖剣)魔物しかいないから、自分以外の人間に興味のないロイドと、他人の心に鈍感なウィステリアとでは話がなかなか進まず、魔物と戦う描写ばかりで、ずっと周囲の人々の話ばかりが続き、読んでるこちらとしてはまるで修行のようでした。でもこれからどうなるのか、やっと先が見えてきました。私が1番気になるのは聖剣様ですね。だって彼?は主をずっと探していて、ウィステリアは主じゃない。なら、他に人がいない未明の地になぜ付いてきたのか。ウィステリアが死んだら取り残されるし、どうする気だったんだろう。もしかしたら、人間の世界に戻る術を初めから知っていたのかな?と。性格悪いし、心配してるのか、またはウィステリアが好きなのか、かなりキツイ言葉でウィステリアにロイドを諦めさせようとしてる。聖剣以外に実は実体があるんじゃないか、なら聖剣は一体何者なんだろう、と思うんですわ。その辺りも5巻以降で明らかになると嬉しいかな。あと、あんなに貴婦人だったはずが、なぜ未明の地ではウィステリアが男言葉を話すのか。理由が知りたい。
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