ディアマイキラーチューン
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ディアマイキラーチューン

否田

アラフォーバンドマンが可愛く見える不思議

ネタバレ
2023年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんで、フォローさせて頂いている方のレビューを見て、面白そうだったので購入しました。美容師の春隆×バンドのギタリスト・ヒメのお話で、表題作のみ全9話+描き下ろしで合計215ページ。子供の頃からバンド「THE LAZY RATS」のギタリスト・ヒメの大ファンな春隆。ある日、春隆が務めるヘアサロンにヒメがお客として来たことをきっかけに、二人の交流が始まって…というストーリー。まず特筆すべきは絵柄のタッチかなと思います。ヒメのバンドは98年デビューということで、昔のビジュアル系バンドを思わせるメイクや髪型だったり、ちょっと懐かしい感じがありました。でも嫌いな古さじゃなくて、なんか癖になる感じなんですよね。ただやっぱりその絵柄が気になる方もいると思うので、試し読みしてからの購入が良いかと思います。さておき、一般人(しかも大ファン)と芸能人という関係の二人なので、距離感に戸惑ったり、その立場の違いに不安になったりする心情がとても丁寧に描かれています。ヒメが可愛いと書かれているレビューが多くて、最初はアラフォーのビジュアル系バンドマンが可愛いとか本当かなと半信半疑だったんですが、本当でした!芸能人なのに一般人の春隆にハマって一喜一憂してるのが可愛いし、かなり年下の春隆に対して「くん」呼びなのも好き。クールっぽいのに実は重めで束縛激しめなのもすごい推せました。ポジションは春隆×ヒメのようですが、本作ではキス止まり。この巻のみでもキリの良いところで終わってますが、続編が決定しているとのこと。私も作者さん同様に格好良い受けは大好きなので、続編で実際に二人の絡みが見れるのかなーと今からワクワクです。
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