お父さんは性的コンテンツ
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お父さんは性的コンテンツ

池玲文

お父さんーーー😩

ネタバレ
2023年7月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 池玲文先生、新刊。楽しみに待っていました。

はぁ、ちょっと理性が…。

甘味、旨味、あっさりに見せかけて面白みが濃い!
ご腐人方を唸らせる、美味しい上下巻ではないでしょうか?

俳優 水筒香(33)バツイチ子持ち×金屋敷司之介(22)のお話。

内表紙。濡れたワイシャツ。透ける肌。赤いヒールを穿いた編みタイツ脚に縋りつく香。

はぁーそう。そういうのなんですよッ。腐の旨味ッ。表紙から感じる香の色気、艶!。

あぁこれが作者から読者に贈る、性的コンテンツ!!。旨いです😩 。

次、こっち向いての香”おはよう”のコマ…(そんな角度で描いてくれてありがとう…。パンのコマも。甘い。甘いです。)

次、何故独眼竜政宗にしたのかを暫し考える。(コマ映えもあると思うけど、設定的に(家康、政宗、歳の差24から)家康はイケおじになるよね…と旨味。)

次、意味不明な上半身裸の香。分かりませんよね、分かりません。なのに上半身裸が服だと思って脱ぐ、イケメン達がいる事を腐は知っている。(畑のイケおじ様然り…)。

それが冒頭数ページ。なんて、なんて、あっさりに見せかけて濃いんだ!!

まだまだある。これが上下巻ずっと続きます。

特筆すべき旨味。
香、プロデューサーに元妻を奪われた過去から、司之介にちょっかいを出す紀伊プロデューサーを牽制するシーン。

以前はただの俳優だった香が、今では世界的な俳優に。過去の悔しさからの努力とその道のり。
現在の香には、彼の為にプロデューサー方は道を譲る、それぐらいの俳優なのだろうなと。

そんな風に想像すると、香の牽制シーンから…男同士のマウンティングほどエロいものはないのかなと。
これもまた腐の旨味のひとつなのかなと😩。

最後は40前の香と30前の司之介。

司之介への想いと共に感じる支配欲、焦燥感。
それを完璧な演技、性的コンテンツ笑顔で隠す香の素の顔を、少しずつ理解していく純粋な司之介。

そんな少年時代からの彼の人生には香しかおらず、香の為に成長してきた司之介。…そんな彼を作ったのは、香、おまえさんだ!と読了して気付き、これは育て系?と思って萌え😩…と最後はなりました。

この面白さ旨さ。

国宝級のお宝は真っ白です。ウゥ…大人版も求む😩

追…はぁ。読み返すほどに面白さが増すって😩 何度読んでも台詞もどこまでも…夢の様な一冊です。
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