俺は頼り方がわかりません
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俺は頼り方がわかりません

腰乃

面白かった!

ネタバレ
2023年7月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 腰乃先生の描く受は変になよなよしてなくて男性らしいのが魅力的です!THE 男同士というのが伝わってくる!しかもそれが癖になってしまって何度でも腰乃ワールドに浸りたくなるのが厄介ですね笑 1巻の前半部分は読んでてちょっと胸が苦しくなりますが、それを越えるとキュンキュンが待ってます!主人公の牧野は学生の時は文武両道だったのに就職活動に悉く失敗して2年間のニート生活を送っていた。しかも彼女との初セッセでED発症。彼女からも振られボロボロに自信喪失になっているところから始まります。田舎の小学校の教論としてやってきた田舎の土地で、清宮と出会い、弱っている牧野に何かと世話を焼いてくれるのでガリガリだった体が元の体重に戻り精神も健やかになり、そのうち清宮のことを意識していく。それが恋と分かるまでは清宮に随分と無神経な煽りをします。清宮がゲイだと分かってるのにそれはもう酷ではないか?というくらい。でも恋だと理解した瞬間からが男前。清宮も清宮で自分のセクシャリティを知った思春期から今まで良い恋人に巡り会えなくて恋に対して臆病になっているんですが、その臆病な気持ちを真っ向から向き合ってくれる牧野を好きになっていくんです。その過程がとても自然で読んでいてニヤニヤしてしまいました。尻込みする清宮に積極的な牧野の言葉がどれだけ自信をつけさせてくれたかは心情を思いやると計り知れない。受が積極的っていいですね。普段BLは攻のほうが矢印デカいパターンが好きなのですが、腰乃先生の手にかかればなんの引っかかりもなく受け入れられる。物語を作るのが上手いなぁと思います。何度でも読み返したい作品でした。福くんの物語早く読みたいなぁ。いい男になって登場しそう笑(ちなみに腰乃先生のおセッセ描写は攻受がほんとに気持ちよさそうにしているからとても良いです。いくらでも吸いたい)
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