心中するまで、待っててね。
」のレビュー

心中するまで、待っててね。

市梨きみ

最後の一言

2023年7月26日
全てを読み終えて、最後に本書のタイトル「心中するまで待っててね」が出てきた時、ゾッとするとともに、あぁ〜そういうことだったのかと腑に落ちました。見事な最後の締めの一言でした。二人の気持ちを考えると、悲しいけれど、私はこのストーリーと結末は好きです。ただ、二人の周囲にいる大人の存在や関わりは許せないです。特に、葵兄ちゃんの母親は自分のやったことに気づいているのだろうか、きっと気づかず被害者だと信じているんだろうなと思うとやりきれないですね。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!