どうあがいても愛
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どうあがいても愛

劣情

ええ歳した腐には眩し過ぎる作品(褒めてる)

ネタバレ
2023年8月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ すんっっっっっごくオシャレかつ可愛い絵でテンポよく進むストーリーの中に、作者様のこだわりとメッセージが随所で感じられ、素晴らしい作品だと思いました。時代が代わり、だいぶ意識が変わってきているとはいえ、未だ横並びの教育で、「普通」から外れると途端叩かれ排除されがちな日本において、「好きなものは好き!」と臆せずに表現できる人はどれだけいるでしょう。
子どもの頃に受けたいじめが原因で、自分の好きなものも、自分の顔も存在自体も隠して生きてきたまひるが、陽平と出会えた事で、ビビりながらもどんどん輝いていけるようになる様子が、ええ歳した腐にはやや目が眩むくらいまぶしかったです。
クールで言葉で伝えるのが得意じゃない陽平、作品中で分かりやすい甘々な台詞こそ言わないけど、作る服や行動全てがまひるを全力で愛してる感を醸し出していて、これもまた眩しかった。
最後のタイトル回収も秀逸。この2人なら、まだまだ高め合い、これから更に輝いていくんだろうな、という予感がするラストでした。
ちなみにエロも存分にエロいですよ🖤ファッションも楽しめ、ストーリーにも共感でき、BLとしても満足度の高い作品だと思います!オススメ!!
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