このレビューはネタバレを含みます▼
表題作は切なくて、読み終わって何日も何度も心の中で反芻してしまいました。短いページ数に中身がギュッと詰まっていて、何回も読み返してシーンの一つ一つを確認したくなります。
生体AIとはいえ、シンはルキヤに触れたことがあることになりますが、ルキヤはシンに一度も触れられたことがないんだなと思うと切なくて涙が止まりません。せめてログを見てシンがしていたことを知っていて欲しい……電子限定のおまけのラストシーンってそういう意味だよね?フィードバックのためにチェックしてたよね?? ……と、思考を巡らせれば巡らせるほど胸が締め付けられる思いです。
上のシーンもそうですが、全体的にあえて説明しすぎないところが、解釈の余地があって多くの人の心に残るのかなと思います。