日に流れて橋に行く
」のレビュー

日に流れて橋に行く

日高ショーコ

脇キャラまで愛おしい

ネタバレ
2023年11月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 日高先生の漫画はとにかく絵が丁寧で綺麗なのとしっかりとした取材でお話が作られているので読んでいて楽しいです。
大正時代のマンガといえば私ははいからさんが通る、なんですがこちらは軍人さんも花街に売られる女性、といった歴史の暗い面は少ししか触れられてません。書かれた時代が違うので今はあまり触れられないのかも?
女性マンガとなってますが、虎三郎サイドの話なら男性も面白く読めると思います。こちらはBLではないので、安心しておススメできますよ。
冒頭、3年ぶりに留学を終えて意気揚々と帰国した虎三郎。何故か店に顔も出さず借金まみれになっている長兄、そんな長兄に反発し虎三郎にも冷たい目を向ける従業員、、序盤は暗い雰囲気で始まりますが、3巻くらいから虎、時子達がだんだん周りの人達に認められて店の雰囲気も大きく変わっていくので未読の方は是非この辺まで読んで見てほしいです。
脇キャラも個性的で面白い人がたくさん出てきます。黒木屋社長大好き!
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