親友の「同棲して」に「うん」て言うまで
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親友の「同棲して」に「うん」て言うまで

ろじ

親友から恋人になるまでの1ヶ月間

ネタバレ
2023年12月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高校の同級生だった中乃航と横井湊は写真が好きなことから仲良くなり、大学4年間一緒に暮らしていた親友です。卒業して湊は北海道勤務となり、航は地元近くの写真館で働き始めました。航は湊と離れてみて湊のことが好きだと自覚します。出逢って5年目20歳になって初めて乾杯した時、湊は10年後も一緒に祝おう、その時も隣にいると言いました。25歳の今、北海道と神奈川に離れたことは、親友に恋心を抱いてしまった自分にはちょうど良い距離なのだと航は考えます。そこに湊から神奈川に転勤になったと連絡がきます。航はあくまで親友でいようとしますが、湊に会えると思っただけで嬉しくて、一緒に食べるご飯は美味しくて、おまけに湊は「10年後、やっぱり隣にいただろ」なんて言ってくるのでした。そして「俺と同棲して」と湊が言います。言い間違いなのか元々の天然さなのか、嬉しく思いながらも恋人になってしまうのは不安で、湊はきっぱりと断るのでした。親友だった二人が3年間離れたことで相手がどれだけ大切かを自覚し、恋人になろうと決めるまでの1ヶ月間のお話です。照れるとムッとして誤魔化す天然湊は若干コミュ障なものの、航への気持ちは清々しく真っ直ぐです。親友らしい二人の会話と海で写真を撮るシーンか良きでした。
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