このレビューはネタバレを含みます▼
単行本は電子書籍特装版を買い、別サイトや砂藤先生のツイッターも追い、それでも耐えきれずに単話を追ってるきたみなくん中毒者の、最新10話を読んでの一言感想がタイトルです。人のえちちな顔を妄想するヘキがありながら、意外にもと言うと失礼だが高校生のうちからちゃんと自分の意思で進路を考えたり、お姉さんの後押しもありつつ彼氏の北山くんとの将来もウキウキ考えたりする、しっかり者な年下女房の素質たっぷりの南谷くん。対して、お部屋のカーテンは「開けるのが面倒」というなんとも斬新な理由で閉めっぱなし(コミックス2巻の表紙は奇跡)、好きなタイプは自分のことを好きな子、お部屋の掃除や片付けは苦手でごはんもコンビニ中心、大学4年の夏になって就活にアワアワするも恋人の南谷くんの進路が気になって身が入らない「北山くん、君は俺か!?」レベルで親近感湧きまくりのだらしなさ(流石にカーテンは毎日開け閉めしますが)が逆に愛おしい北山くん。しかし、南谷くんが高校卒業するまでチューだけで止めたり、お酒弱弱で色々ダメな酔い方をしちゃうことが判明した南谷くんにも、寝落ちするまで見届けて手を出さない鋼の理性は拍手モノです。本人は奥手と言いますが、いやこれは根っから優しくて真面目な証拠でしょう。だからね!もっとホラ!!しっかりしなさい北山くん!!と、おばちゃんはお尻を叩きたくなってしまうわけですよ。そして二人ともベクトルは違えど真面目で健気なので、読めば読むほど応援したくなっちゃうこの中毒性。是非全人類読んでいただきたい!!何しろ受けの南谷くんが1話からだいたいずっとえっちへの好奇心が強いので(そしていちいちムラムラしちゃう北山くんよ)えっちも何度もありますし、脱いだら意外にも体格ヨシな北山くんと、小柄で華奢な南谷くんの体格差がたまんなかったりするんですが、なんかね、砂藤先生の画風もあってかどこか可愛らしいエロ加減と、それぞれに真面目な二人のやりとりがほほえまで、キュンとしたりほっこりしたり、ニヨニヨニヤニヤしたり楽しい作品です。まだお読みでない方是非一度!!無料のお試し読みとかで気になった話数から読んだりしてもわりとどこからでもいけそうな気がします。とにかくね、北山くんしっかり!!と全力応援態勢で11話以降も楽しみにしております。きたみなくん!ずっと続いて!!(コンサートライトを振る絵文字)