悪癖 【電子限定特典付き】
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悪癖 【電子限定特典付き】

イイモ

壮大な愛の物語

ネタバレ
2024年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLの主食はハッピーアホエロ派なのですが、時々パンチ効いた作品にも手を出しては100年早かったなと1人反省会をするのに手を出してしまいました。

さくっと読めてさくっと幸せな気持ちになって、すやぴょー!と寝れたら最高だと思ってるので1巻完結作品が大好きなのですが、この作品はどうやっても1巻では収まらないですよね。

1巻読んだら2巻が気になり2巻を読んだら.....を繰り返し一気に4巻まで読みました。どんな終わり方をするのか予測できず最後までドキドキしました。

いやー、凄かった!!地雷めっちゃありました、きつい。でもそれ以上に凄かったもの、深い深い愛でした。

モブと愛を感じない行為をしたり、それ以外にもあまりにも痛々しいシーンもあるので、うあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!となりながら読み進める羽目にはなったけど最後まで読むと無駄な部分など無く必要だったんだと分かります(作者様、天才すぎて震えた)

大門、小島ともに親が毒親でそこはかなり胸くそ悪いのだけど、こんな家庭環境だったからの人格形成でもあり、そんな2人が出会い........という話でもあるから必要なエピソードではあるんだけど「でもやっぱり腹立つ!!」と毒親のシーンはプンスカしながら読みました。

相互救済のお話でもあります。2人が出会って本当に良かった。お前じゃなきゃ駄目なんだ感がたまらないです。2人とも頑張ったよね、はなまる、いっぱいあげたい!

3巻の後書きで「ミザリーになりそう」という文字を目にしたときは首が千切れそうなくらいうなずきまくりました。からの、最終巻の4巻。素晴らしかったです。

大門、小島だけではなく主人公以外の登場人物も魅力的なので番外編なんぼでも読みたいです。

※修正は白抜き

(1巻→245ページ)
(2巻→237ページ)
(3巻→212ページ)
(4巻→285ページ)
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