このレビューはネタバレを含みます▼
知らなかった、レーベル変わったの。
新装版になっていて、後日談+スピンオフまで!
前のを別のサイトで読んでいた。だけど、見つからなかった。先生のコミックス初作だったはず。
タイトル通りの話のなんだよね。
加筆修正されてるよね?前にはなかった話も入っている。その代わり、番外編が別売りになってるね。
商業初出しの後日談、エチくて2人が深まってる感じ、いいね。
スピンオフは、ααの話で、幼馴染だからって上手くいかない方が気になったな(笑)
この話を最初に読んだとき、諸悪の根源は好きなαと恋人になれて2週間しか経っていないとき、相手に運命っぽい人がみつかって、とられたくなくて、襲わせた奴なんだけど。先に、運命の方が謝りに来たんだよね。でも、番がいても番になりたいって(笑)あとからΩくんが首輪付けて謝りにきた(正確には泣きながらだからグズグズだけど)けど幸(α)と番になって欲しいって。幸が望んでいたから。襲わせたときの表情にもあったけど、噛まれるまで思ってなかった風。中学生の浅はかさだよな。李加は憐れみを感じたようだった。
李加はΩであることでα至上主義に挾まれ(家もααで裕福、医者もα)、「なんで俺だけ」ってぶつけようのない気持ちがあって、家からも離れていたから、病院に全く親が出てこなかったことに嫌悪感があったんだよね(笑)もう一回読んで、なるほどなぁと思った。学校を辞めさせられても親は出てこなかったからね。
顔も見てない番に、李加も和葉も会わせてはもらえなかった。Ωの生きづらさから、αのように生きていくと決めて努力していたけど、どこかで安らぎや自分を尊重して全面的に受け入れてくれる人を待っていたと感じたな。無理していたから。匂いを感じたとき、李加は自分の弱さを暴かれそうで怖かったんだと思う。
1人で生きていこうとしていた李加を助けたいは烏滸がましく、だからこそ一緒にいたい、笑顔にしたいが強くなった和葉。番だからが最初に来ているけど、観察し助けて好きが増したんだろうな。
この辺り、オメガバの難しいところでもあり、面白さでもある。結局、運命とか性に囚われず「この人といたい」ってのが勝つ!という終着点なのかな。
先生が自分の表現力が拙くてって書かれていたけど、多分表情1コマとかにしか込められなかったものだからかも。
私はオメガバらしい作品だと思いました👍