最終電車の恋人たち
」のレビュー

最終電車の恋人たち

ダヨオ

最高だ!すんごく良い

ネタバレ
2024年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ たぶん、アンソロか最初の話を読んでいて、大事に楽しみにコミックスを待っていた(笑)

やはり、ダヨオ先生大好きだ!
40代、恋人いたことなしの春江。欲しくなかった訳ではない。ゲイであることで極端に奥手になっていたSE。自社開発のマッチングアプリで誤って1人だけLIKEを押したFuji。キラキラした写真が上がっている。

アプリはLIKEを押した人と距離が近づくと音楽が流れる。徹夜明けで飲んで帰ろうとしたとき、運命の音楽が流れる。

Fujiもゲイ、母が亡くなり愛猫も亡くなり喪失感を抱えながら日々、人の幸せ(ウエディングプランナー)を形にする仕事に没頭する。

同性婚はまだ日本で成立しない。その悲しさを怒りに変えつつ、春江に出会った。
互いに一目惚れ。
恋愛経験値0の春江は戸惑い照れ慌てる。また会いたい。Fujiこと藤嶋も同じ。春江の可愛さ、キラキラした笑顔、一緒にいたい。

自分のハードルを頑張って超えて、恋人になった。素直な言葉を出す努力をする春江は素敵だと思う。藤嶋が言う通りだ。

アラフォーの恋は、男女変わらないなと思う。世間の普通に当てはまらなければならないのか?アラフォーは初めてに戸惑ってはいけないのか?ずっと一緒にいたいと願ってはいけないのか?
訪れた幸せを噛み締めながら、長く一緒にいられることを願うのは、年齢も性別も関係ないだろう。

同棲を始めている2人。この後も2人をみたい。温かく、染み染みと幸せを感じて、それが無くなると考えたくない不安がリアルで、物凄く素敵な作品でした!
(エチはありません。が、なくても全然いい作品です!)読んで欲しいわぁ
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