愛想が尽きない
」のレビュー

愛想が尽きない

ばせう

スタッフさんの全力推しに全力感謝!!

ネタバレ
2024年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高校生の頃から10年愛を育んできたリバップルのお話。めちゃくちゃ沁みたーーーーー。
シーモアスタッフさんの全力推しで出会った作品でした。いやー、良い作品に出会えました。スタッフさんに全力感謝!!

リバップルものはあまり読んだ事がなかったのですが、あぁ、なるほど。どちらが上とか下とか決めずに、その日の気分でお互いがお互いを可愛がるというカップルもいるだろうな。…いいなそれ。。。という気付きをくれた作品でした。
もちろん完全に上下が決まってるカップルもいるだろうし(マンガのBL界はほぼ固定ですね)そこは2人の関係性によるよね。と先程から納得の頷きが止まらず、あかべこのようになってます。

作中の2人は、それぞれ内面と外面にギャップがあって、すごくリアルな人間味を感じました。
柊の方が仕事できるスパダリ感を醸し出しているけど、実は寂しがり屋のいじけ屋さんで拗らせ屋さん。
頼りないワンコに見せた京介の方が、実は懐深く、柊の全てを受け止めているんだろうなぁという感じがしました。
そんな2人のリバは、本当に納得感しかありません。
素晴らしいリバップルでありました。

喧嘩→別れの流れには賛否両論のレビューがありますが、経験値(ムダに)積んだオバチャンには両方の気持ちが痛いほど分かるから、どちらも責めることは出来ないや。
この喧嘩と別れを経て、2人は10年の重みとお互いへの愛を強く実感したので、決して無駄な衝突ではなかったし、雨降って地固まったのではないかと思います。
小さい喧嘩はこれからもあるだろうけど、きっともう大丈夫だと確信できる2人のハッピーエンドに、温かい読後感を頂きました。

この作品、題名の違う続編(夜の帳が上がらない)があるようなので、そちらも読んでみたいと思います。
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