ひだまりが聴こえる【単行本版】
」のレビュー

ひだまりが聴こえる【単行本版】

文乃ゆき

ひだまりのように暖かい

ネタバレ
2024年6月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 久々に再読。やっぱりいい作品です。
高校入学直前に難聴になってしまった航平と大学で出会った太一のお話。航平は元々持っていたものを失ったから、自分だけ取り残されたような感じになるし、将来についても周囲との関係についても諦めたような気持ちになったのだろう。でも太一は単純でまっすぐ。偏見も区別もない。気を使われるでもなく接してもらえて航平は障碍者ではない自分を取り戻せたのではないかな。
心があったかくなる作品です。星4.5
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!