このレビューはネタバレを含みます▼
都会の生活に疲れ田舎に戻ってきたタオと、幼馴染・新の物語。
可愛い表紙に惹かれ、試し読みがとても面白かったので新刊衝動買い。
タオの実家ほどじゃないけど、まぁまぁ田舎に住んでいる身としては、タオの東京での驚きや辛さを、かなり親しみを感じながら読みました。
マンガとしてはよくある展開だけど、そこからぶっ飛んで行くのが碗島子先生……。ちょっと待って、禊ってwwww
他の作家だったらきっと自分は受け付けない展開なのですが、なぜか碗島子先生の作品だけはどんなにぶっ飛んでいても楽しめるんですよね…。
「都会より田舎のほうが怖いところやないかーいww」とツッコミを入れながら、ニヤニヤ読みました。
過去作品と比べると、狂気と変態と笑いは比較的マイルド。
碗島子先生の描く、マジでヤバいガチの変人が私は狂おしいほど好きなのですが、今回の二人はかなりまともな性格で、そこだけ少し物足りなかったです。
素朴で可愛いふわっとした二人が、するっと結ばれて田舎でイチャイチャ仲良く暮らしています。平和だなぁ。
田舎の空気をのんびり味わいたい人におススメです。☆4.5