暴君竜を飼いならせ
」のレビュー

暴君竜を飼いならせ

犬飼のの

星3か星5へ、レビュー訂正

ネタバレ
2024年6月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻エピローグ段階でのレビュー。1巻を8割読んで、前回は星3レビューでした。途中で離脱してたので。約1年越しに読み直し、諦められない気持ちで2巻購入(割引されてたし)。1巻では、なぜ潤がカイを好きになったのかサッパリなのに、話が進むにつれてお互い大好き?!状態になった上に、潤の為にカイが母親殺し……な展開についていけず、潤って頭ゆるゆるの幼稚なウケだと思ってました。潤は知れば知るほど優しくて、人や人以外の気持ちを重んじて自分を犠牲にしてでも、他人のために何かをしてあげたいと、考える温かい心を持った子でした。可畏に関しては、ただの暴力野郎だと思ってましたが……血縁関係に問題ありで、生まれも育ちも普通じゃなかったので仕方ないと思えますし、徐々に潤のおかげで、暴力は減っていきますし良い方向に変わっています。2巻目で分かりましたが、この作品は私の読んでいる他の作品とは違って、付き合ってからが本番です。付き合うまでの過程を楽しむ物語ではありませんでした。2巻から本格的にいわゆる敵な恐竜が登場し始めます。お互いが大好きな状態から始まるので、露骨にラブラブでも付き合ってるし、で気にならなくなりました。お話が結構面白いな〜ってなってきます。リアムはただの当て馬かと思いましたが、違ったのがなおよしてです。雌化展開は想像してなかったので、かなり面白い!と思いました。全巻買ったのでゆるゆると読みたいと思います。

追記、久しぶに3巻読み始めました。まあ時が経つとレビューの内容は変わってしまうようですね。犬飼先生の作品のキャラクターは、よく言えば分かりやすい、悪くいえば、薄っぺらいと思います。多分、登場人物を外側から見た視点で描いているのだと思います。だからキャラクターに深みが出ない。これはよくありますが、漫画でも別にいい系の小説です。小説に深みを求める人にはおすすめではないですね。逆に暗いお話が好きではなく、軽く読みたい人におすすめ。
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