ひだまりが聴こえる -幸福論-
」のレビュー

ひだまりが聴こえる -幸福論-

文乃ゆき

前作より良かった!

ネタバレ
2024年6月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続編ですね。312ページの大ボリューム。
前作はかなりBL感薄めでしたが、今作はかなり強まってきました。相変わらず航平と太一が親友の距離感で悩んだり足掻いたりしていて、太一は大学を辞める必要はあったのか、辞める理由をなぜ早く航平に言わないのか、など2人が敢えて遠回りしているようにも思えました。でも、それを経たからこそ紡ぎ出された言葉がとても尊い。感傷に浸ることも、悦びに浸ることもできました。ラストはついに!って感じでしたね。続編、そしてさらなる進展を期待できる終わり方。
と思っていたら、作者さんのあとがきで「6話(最終話)製作中に続編の話をもらった」とあってビックリ。ここで終わる可能性もあったってこと?ここで終わっていたら評価が変わってたかも……(笑)
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