雷々来世
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雷々来世

野白ぐり

涙腺崩壊→書き下ろしの破壊力!!最&高

ネタバレ
2024年7月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 2人ともいじらしくて切なすぎて泣きました。身分、立場をわきまえて押し殺した愛。過去と今がオーバーラップして、現世ではようやく自由になったはずなのにまだ囚われていて不自由で…。見るからに両片思いなので、早よ、くっつけ!!とヤキモキして手に汗握って読みました。前世からの記憶や人柄がそのまま生きてるから、慎重で思慮深くて、現世にまで持ち込んだ苦しさや葛藤が生々しく最高のスパイスとなっています。レオは前世で我慢して立派に生きることを骨身に染み込ませるように育っていたから、本当は全ての責任の前から攫ってほしかったんだよね。。前世の七星が1人寝の夜を苦しみ耐えていた間、ずっとレオも同じ夜を耐えていた…(あの5話の前の表紙絵の重みよ…)。だからこそ、1番したかったされたかったことを、現世で、高校生らしい形で成就する展開に全私が泣きました…!!レオの可憐健気さ×七星の包容力(心も体格も)=最強カプ爆誕!!溺愛執着、相手を思ってしっとりした中の激情が、本当に読後感の多幸感が最高!!!からの、アフターストーリー!!!これ、顔がニチャァァならない人いる??顔のニヤケが止まらない。嗚呼、こういう形で何百年越しに想いを成仏させるのってうまーですね。けしからん、もっとやれ!!お願いします、続編ください!あー記憶消してもう一回読みますね!!!最高すぎた!!(追記:何回読んでも記憶あっても最高すぎるんだが!神作すぎる!!そして、修正が白抜きではなくトーンで表現されて、宝物のように描かれています。それは七星が丁寧に丁寧に愛でてしまうのわかりみがすごいです。最&高!!)
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