恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
」のレビュー

恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

永野水貴/とよた瑣織

5巻まできても遅々として進まない

ネタバレ
2024年8月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公(イレーネ)が哀れで切ないです。ヒーロー(ロイド)は男らしくて実力派。ふたりの幸せシーンを待ち望む読者が大部分と思われますが、本編が遅々として進まず、もはやストレスを感じるレベル。脱線が頻繁でそのボリュームも多すぎ、読んでいてじりじりします。読みたいのはこれじゃない感、半端ないです。そういうのは番外編でお願いします。強制的に抱き合わせ販売された感が否めません。
4巻でようやく未明の地を脱出できたのに5巻になっても肝心なところは進みません。「未明の地へは、ある人の身代りで行った。それを誘導したのはイレーネの思い人。イレーネを未明の地に追いやったこのふたりが両親だったとロイドが知るのはいつか」「ロイドに愛されているとイレーネが知るのはいつか」5巻まできてもまるで解決しません。
4巻までは激しいバトルシーンがあり、愛の告白が難しくても、5巻は危機を超えており、仕事が速くて的確そうなヒーローが、はっきりと思いを伝えていないのが不思議なくらい。
とにかく本編が進みません。5巻はバトルシーンがないだけにもたつき感がより感じられます。6巻はレビューをみる限りでは、さらに進みが悪そうなので、もう断念しました。何年かかるか分かりませんが完結してから読もうと思います。
素敵な物語なんですが、もう少しスムーズに進んでくれると満点です。残念です。
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