キラキラしても、しなくても
」のレビュー

キラキラしても、しなくても

小池定路

派手ではないが、皆キラキラ輝いている

2024年8月16日
普通の男子学生達が自分の嗜好に戸惑い悩みながらも、前に進んでいくオムニバス形式のストーリー。

彼らは他の漫画に出てくるような華やかな人物ではないかもしれない。
普通の日常が舞台で、派手なことも起きない。
だが、冬が明けてつぼみが開花していくように、登場する男子たちは皆一生懸命で、キラキラ輝いていて眩しかった。

愛情表現はライトで真面目なストーリーなので、初心者の方や、嗜好に悩んでいる男子達にもおすすめしたい。
先生の描きたいテーマがしっかり伝わってきて、非常に好感が持てた。

一つだけあげるとすると、掲載順が独特(ちゃんと意味があるので納得はしているのだが…)なので、記憶力のない自分には、一読目ではどのCPの話だったかな…と混乱してしまった。
年を重ねると名前が覚えられないんだ…だがキラキラした若者達には大丈夫だろう。
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