恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
」のレビュー

恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

永野水貴/とよた瑣織

重厚な恋愛ファンタジー

ネタバレ
2024年8月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ コミックスから続きが気になりすぎて既刊6巻まで一気読みしました。
ロイド、ウィステリアやそれを取り巻く人々の背景などもしっかり描かれてあり、もう最高です。
口数の多くないロイドが、感極まった時真摯にウィステリアに想いを伝える所。ウィステリアは向けられるのは恋愛感情ではないと想いを打ち消そうとする所。ロイドの独占欲。過去の忘れられない人への嫉妬。求婚相手の王女殿下の存在を思ってキュッとなる所。凄く良いです。
今までストーリー上でどこに行くのか誰も知らないと度々言われていたいた、「山の見える湖の側の館」にウィステリアを誘う場面、あぁここでこの台詞が出るのかと昂りました。
6巻でこちらの世界に戻ってきて、新たな登場人物も増え、新たな展開にこれからどうなっていくのかと続刊が楽しみで仕方ないです。
いいねしたユーザ24人
レビューをシェアしよう!