このレビューはネタバレを含みます▼
いくら「BLはファンタジー」と言ってもファンタジー過ぎるじゃないですか。BL大好きとは思ってても、苦手なジャンルとかいくつかありませんか?
人外も読んだことはあるんですが、感情移入が難しいというか...DKとかリーマンとかそういう想像しやすい人の方が共感できるって思ってたんです。そう思って心に壁を作って小さく鎖国してたんです。そう。これを読むまでは...
こちらの作品は、私のこのくだらない心の壁をバキバキに壊してくれました。もう、ボッコボコ。タコ殴り...読後、心の複雑骨折しながら感動で震えるという何とも形容し難い姿になりました...ごめんなさい。私が間違っていました...(吐血)
改めて、誰かを本当に好きになるって、姿も形も男も女も関係ないなって。二人が強く想い合う姿にただただ胸が苦しくなるばかりでした。読み終わってすぐ2回目読みにいって、次の日もまた読んで...また次の日も...みたいな。読後の感動がしばらく胸に残って何日か読み返しちゃう作品、たまにありませんか?私にとってこちらがまさにそんな作品の一つです。
苦手なジャンルってまだ他にもあるんですが、あまり思い込まず、人生はまだ長くある予定だし、今回みたいに「これ絶対好きなやつだな...?」と思ったらお財布と相談しつつ思い切って購入してみるのもいいかなと思いました。賭けだけど...とりあえず、私はこちらの作品シリーズものらしいので、そちらをまた購入してみたいと思います!楽しみです!作者様ありがとうございます!
あと、個人的に「そちらが攻め様でしたか...」となり、そこがまた楽しく読めました!
今は、虎がいつの日にか生まれ変わらずとも、もうずっと銀の側にいられる日がくることを願わずにはいられません。どうかずっと二人が幸せでありますように。