后と河
」のレビュー

后と河

山中ヒコ

1に治水2に治水3,4がなくて5に陛下(微量)

ネタバレ
2024年9月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ きました!きました!!山中ヒコ先生の最新刊~!!今回は中華BL!大好きなジャンルだし、ヒコ先生だし!と期待一杯で読みましたがやっぱり想像以上でした!

今のところ王佳の頭の中はレビュータイトル通りな感じじゃないかと。←ひどい!
まだ一方通行だけど、少しずつ気持ちの変化が訪れている最中なので、これからが非常に楽しみです!

周りに理解されない中、孤軍奮闘で光河の氾濫について調査しつづける王佳が、王に召し上がられるところから始まり‥
民思いのお堅い王様かと思い、進んでいくとどうやら複雑な事情があるようで。
そこは中国王朝の時代背景、逃れられない苦悩、重責など様々なしがらみから救ってくれた手の描写が非常に印象的で、ここに救われた命があったんだと、胸が熱くなりました。
堅苦しく思えそうな設定なのに不思議とそれを感じさせない作風。いつものデフォルメにほっこり。

ひたすら治水に身を捧げてきた王佳は、人付き合いが超絶下手。忖度などできない不器用な彼が、王都の将作府で人々と関わり成長していく姿も見所です!

また、脇を固めるキャラも個性的かつ魅力的で王悟をはじめ、どう絡んでいくのか。また陛下の淡白そうで深い寵愛や、やたら規則に流されちゃう王佳が可愛い!!何度も読み返しては反芻しております!!
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