どの口で運命とか言ってんだ【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】
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どの口で運命とか言ってんだ【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】

新藤伊菜

一瞬迷子になります。

ネタバレ
2024年9月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一瞬迷子になります。
コメディ。。。??うん、コメディ……。ホラー??いや、全然怖くない。なに?この霊。なに咥えちゃってんの?お尻出てるけど。ギャグ漫画かな。うん、ギャグ漫画やわ。


……………………あ、BLやったわ。

という感じで「私何読んでたっけ?」と方向を見失う面白さがこの作品にはある。
…すみません。褒めてるつもりです。面白かった。
試し読みをしたら引き込まれちゃって、気が付いたら購入ボタン押しちゃってましたね。多分生霊のせいですね。


迷子にはなるけど、コメディとして笑えるし、途中グッとくるところもあるし、ヤルことはちゃんとヤってくれるし、伏線もタイトルもしっかり回収されるし、漫画としてはすごくうまく1冊に纏まった作品だと思いました。
ただ、ページ数が181頁とやや少なめで、テンポよくサクサク読めてしまうので、「あれ?もう終わっちゃった!?」と思ってしまったというのが正直なところです。あと一話、義祥と司がくっついてからのお話とか読めたら良かったのになぁ…。

「今日はサクッと1冊、一味違った笑えるBLを読みたいわ!」という時にオススメです。

ちなみに
霊とかヒトならざるものが出てきますが、全然怖くないのでご安心を。ホラー耐性「レベル.ミジンコ」の私が保証します。
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