午後の光線
」のレビュー

午後の光線

南寝

1巻でキリ良く読めます。

2024年10月3日
試読の生々しさに目が離せなくなり購入。まさに思春期の光と影、特に強い西日とその西日の落とすウロのような濃い影の存在をそこここに感じる作品です。少年らがそれぞれにトラウマを抱え、持て余し、探求し、共存を試みながら生活する姿に、大人として心がえぐられる想いでした。作者様の抑えて抑えて描かれる手法が、逆に私の感受性を深く刺激するようで、描かれなかった情景に想いを巡らせては、その苦しさに嗚咽、また嗚咽。
いいねしたユーザ8人
レビューをシェアしよう!