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今月(10月1日~10月31日)

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シーモア島
ベストアンサー78件
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投稿レビュー
  • さしすせそで口説いてくる小生意気な後輩【電子限定漫画付き】

    大森小鳩

    さしすせそ作文献上
    2025年10月1日
    さ〜皆さん寄ってらっしゃい
    しんじられない程、悶えちゃう
    すきになったら一筋の
    せんぱいとこうはいが紡ぎ出す
    そうしそうあい、無敵カップルものがたり。

    ※あまりに素晴らしい作品だったので、大森子鳩先生に敬意を評して作文してみました。
    個人的に【うりゃ、うわっ、H】が最高でしたことをここに記す。この距離感がたまんない。
  • SPの境界線

    小笠原可乃

    半ケツのSPさんはお好き?(表紙参照)
    ネタバレ
    2025年9月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もちろん私は大好き💕でもね、彼は半ケツでもちゃんと職務にはそれはそれは忠実なのです。その頑張る姿はどこまでも健気で崇高ですらあるのです(でも半ケツはしちゃうんすよ。ムフッ)(彼は読者サービスも怠りません)

    そして主役の2人もいいんですが、あっと驚く為五郎、川内のキャラがドツボすぎました。ワタシこういう大事なことを隠して隠して隠しとおそうとして崩壊していくキャラが大好き~。愛と癖に負けちゃったのが最高ブギです。(2025チャーミング大賞は川内に決まりだな!)そして武藤のクリスに対する対応と川内に対する対応のあまりの高低差にギャップ萌えしました。(分かりやす過ぎるぞ、武藤!)美麗でキラキラした絵柄、スーツの光沢、すべて大好きです。

    レビュー書きながらだいぶ浮足立ってるのは分かってます。はい大丈夫、自覚ありです。小笠原可乃作品はハマるとこうなります。
  • くちべたとさえずり【電子限定描き下ろし付き】

    髙木綿

    BL👬とインコ🦜の奏でるハーモニー!
    ネタバレ
    2025年9月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず柔らかいタッチの絵がいい感じで、その次にBLとインコのハーモニーがこんなに相性いい事にびっくり‼️

    まずリップ(🦜)が期せずして有川くんの◯慰行為中の台詞をウキウキと喋ってしまうというエピソードが可愛いすぎだし、槙野先輩がそれに気づかず有川くんに得意げに報告するのも微笑ましいし、その後有川くんがその台詞の背景を正直に打ち明けてしまう誠実さも胸熱だし、リップのおかげで三度美味しいBL萌えを摂取する事が出来ました🎵(これがインコの三段活用)

    ※あとね、事後に有川くんがリップを肩に乗せてる後ろ姿のワンシーンがあるんだけども、あの何気ないワンシーンに幸せ度MAXな有川くんを感じて、ホクホクホッコリしちゃうBL読みのワタクシなのでした。
  • 怪異さんと飛鳥くんのお話

    シズマ

    怪異さんのお顔とおてては好みでした!
    2025年9月25日
    最近人外にハマっていたので飛びつきましたが、もっと目次をよく見れば良かったと後悔。

    これって良いシーン、萌えシーン、きゅんシーンばかりをピックアップした総集編に近い作品。いいところだけ切り取ってあるので、ピンポイントで萌えを得たい人には手近で最高なのでしょうが、私のようにどちらかと言えば萌えに至るまでの地道なストーリーや、萌えの裏側の人間模様が気になる人にはまったくピンとこない作品となっています。

    やっぱり試読は大事だね。特に目次は大事だね…と肝に銘じました。
  • ノウミソシェアルーム【合冊版】

    officeノウシェア

    生きづらさがギュウギュウに詰まってる脳内
    ネタバレ
    2025年9月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 始まりはちょっと厨ニみたい…と思いながら読んだけど、それぞれの人格が持つ個性と生きづらさに魅了されました。

    その上いわゆる多重人格の脳内で、個々人がHしちゃうだと〜⁈その設定でだけでゾクゾクします。まさか脳内でBLが発生するなんて誰が想像したよ!(←officeノウシェア先生だよ)そして気付いてしまった。これって究極の近親相◯?いや自分で自分を犯してる自分相◯?…なんて考えてたらまたゾクゾク。

    脳内人格の芽生えと形成、成長と変遷、お互いの関わり方などにも細かく読みどころが満載。あと脳内がぐっちゃんぐっちゃんだから脳外(現実)に戻った時にひと息つけるかと思うとさにあらず、優しくてバリイケメンの兄弟、夢明が常に側にいる不穏さよ。でもその不穏さにある種の快感を感じる私の脳も、ニア並みに欲深なのかもしれない…
  • 島さん

    川野ようぶんどう

    柔よく剛を制しない漫画。
    2025年9月19日
    コンビニは朝昼夜、万人が利用する場所。シングルマザーもいればヤクザ、子供、ひょっこりオイルダラーなんかもいるかもしんない。そんな場所で島さんは、自分の人生を見つめながら、すれ違う人の人生を黙って肯定してくれてます。たとえそれが迷惑なお客でも。なぜなら島さんは二度と後悔をしたくないから。たくさんの人との関わり、絆を持つことで生きながらえてるのはきっと他ならぬ島さんの方なんだと思う。

    柔よく剛を制しない。柔よく剛とトントンで折り合いをつけるのが、コンビニの島さん流。
  • パーマネントイエローディープ

    綿レイニ

    たんぽぽ色に染め上げられた男よ。
    ネタバレ
    2025年9月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あー幸せだなぁ。これは読んでてニヤニヤしちゃうヤツじゃん。

    綿先生の作品のキャラは、意外性があるのがいい!まさか元ゲイビ男優がこんなぽやぽやだとは思わないじゃん。でもやっぱり1番良かったのは、攻めのお怒り💢セッです!これにつきます!普段穏やかな男のフツフツと目に宿るサイレントお怒り💢セッ。イヤーホントサイコーでした。おかげで活力が湧いて生きる力が漲るようです。ありがとうございます。

    ※あと吹き出し💬の可愛さと分かりやすさが可愛いくてハマりました〜。
  • それでも構わない

    まさお三月

    ピュアが過ぎて正視できない!笑
    2025年9月10日
    タイトルの【それでも構わない】の【それ】とは皆さんなんだと思いますか❓例えばBLらしく【オトコ】であったり【ネコ】であったり、はたまた【友達】なのかもしれないなぁと思案しながら楽しく読みました。しかし要するに【〜でも構わない】な〜んて一歩引きながらも破れかぶれ体当たり戦法に入った時にはもう、のっぴきならない恋が始まってしまってるんだよなぁ。

    歳下黒眼鏡の三十路ピュア初恋が可愛いすぎて私もかいぐりかいぐりしたくなりました。
  • はるか【R-18版】

    都有汎大好

    重量級の身体に押し潰されて絆される。
    ネタバレ
    2025年9月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 瞳がまっくろで何を考えているのかさっぱり分からなくて威圧感のある男、遼さんが怖い!そのうえ最初に泣き顔がみたいと言われて無理やりという設定…。でも安心してください。強烈な行為はお互いの深部に容易に入り込み、知らぬ間にかけがえのない人になっていく…という大逆転ハッピーエンドストーリーです。それもラスト、ブカブカな指輪を分かっていながらわざわざ指にはめている遼さん、可愛すぎませんか!今までの真逆をつかれてきゅんとしました。結局この男は体の出来上がった大きな子供だったということでしょうか。今までの行動は、養子に出された子供がすることが多い【試し行動】というものに似ています。

    まぁとにかく何より作画が素晴らしい。圧倒先体格差と怒涛の責め苦と延々と続くオノマトペ、遼さんの重量級の重さにミシミシと潰されてみたい方は是非。
  • 十次と亞一

    コドモペーパー

    亞一の脳内は白昼夢にも似て。
    2025年9月4日
    亞一の脳内は物書きの妄想で出来ていてまるで白昼夢のよう。それは追い求めるものではなく頭から口から漏れ出してしまうもの。その難儀すぎる亞一の妄想を、十次が手八丁口八丁でうまいこと受け流している。その懐の深さに物書き同士の愛を感じるんだなぁ。

    物語は最初の説明とか経緯とか一切無しで始まるので(それが面白い!)読者の想像力は嫌が応にも刺激され、鍵の行方が気になったり、千鳥の鳴き声を想像したり、箱の中身を案じたり…と、思考しながら読み進めました。そしてクライマックスでは亞一という男の生い立ち、本性、心根、千鳥への愛が示され、そのどうにもならない理由と虚しさに絶句。どこかほのぼのと進んでいくお話ですが、ところどころの妖しさ、苦しさの正体はこれだったのか!と全て納得し飲み下しました。

    コドモペーパー先生、お初でしたが、独創的なセンスと、あっさりした絵に組み込まれたセンシティブな表現が、刺さる人にはグッサリと刺さる稀有な先生だと思います。私は瀕死。

    ※ちなみに【亞】という文字には【次】という意味があるそうですよ。
  • ビューティフルマイスカイ

    日の出ハイム

    青空が目に沁みる方へ。
    ネタバレ
    2025年9月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 美しい青空を見上げた時、気が晴れて清々しくなる時もあれば、逆に切なさが際立って、泣けてくる時もあるもんですよ。

    表題作3編が素晴らしかった。特に3話目。セイヤとこれ以上の接触を避けるために敢えてセイヤを買うタイキがエモすぎる。一見合理的にも見えるのに、実は自らを試してるようにも見えるタイキ。こういうちょっと女では考えられない同性同士のオトコゴコロのぶつかり合いがカッコいいのに繊細に描かれてるんですよ。日の出作品は私の沼。今回も美しい青空が目に沁みました。
  • 女の子がいる場所は

    やまじえびね

    ちょっと違う切り口から。
    2025年8月30日
    昔、TVでマサイ族が日本にやって来た〜みたいな番組があって笑いながら見てた事を思い出しました。今思えば随分下衆な番組だったなぁと思うけど、下衆なのは何より喜んで見てた子供の私だったんだろう。

    勉強するということは自分のモノサシを伸ばしていくこと。そのモノサシは教育と呼ばれ、世界中で男女関係なく均等に与えられることはもちろん理想ですが、どの国の少女達も懸命に生きていく上で選んだ(または選ばされている)今の道を、外側から長く正しいモノサシを使って、簡単に否定したり訂正したり出来る類いのものではないのです。そこが難しい。

    私は火傷したおばあさんを同情する気持ちにはなれなかった。それどころかその逞しさと頑固さと彼女の生き方に、人としても女性としても、最大限の敬意を払いたいと思った。
  • 執事と主の灼熱な夜

    小笠原可乃

    灼熱であちちな二人。
    2025年8月29日
    一分の隙もないクラシカルなスタイルの執事の傍らには、尊大で自由なアラブスタイルの暴君がよく似合う。ゆったりと着こなすローブは、少しの締め付けもなく身体にたゆみ、憎いほどシンプルなのである。

    はぁ〜、なんなんなんなんこの2人。皿の飛ぶ一夜を経てからのお決まりの溺愛執着囲い込み分からせあちちコース(ひ◯みGO)が手を変え品を変え毎晩催されます。これは体力勝負です。

    そしてあちちコースからの超平和な描き下ろし。慶さんの圧倒的可愛いらしさが炸裂し(ここでの燕尾はズルい🐦)、サウドのご機嫌な様子がダダ漏れでございます!ダダ漏れでございます!!
  • 愛執染着 閻魔様の片想い【合冊版】

    小笠原可乃

    素敵!(p51)
    2025年8月28日
    世界観をガッチリ固めずに、遊びや余裕や無駄があるのが敢えての小笠原流。ファンはこのおおらかさにコガネムシのように惹かれるんです。

    でもおおらかなのに濡れ場の描写はなまめかしく、受けが攻めに組み敷かれる重みに歓喜した表情は愉悦を孕み、攻めの征服本能を刺激して2人一気に上り詰める。ため息が出るくらい美しいのに、男同士の骨の硬さを感じられる濡れ場、閨シーン。私はコレが大好きなのさ。
  • 嫉妬とか承認欲求とか、そういうの全部捨てて田舎にひきこもる所存

    日野晶/エイ

    嫉妬は元婚約者に。承認欲求は両親に。
    2025年8月18日
    日野晶先生の作画ということで読みました。

    2巻完結なのでやや詰め込んで話は進みますが、ダラダラ延々と続く作品より余程きっぱりと終わってて爽快です。でも単なる田舎住みのヒロインが傭兵くずれのおっさんとラブラブになるだけの話ではなく、そこに至るまでにこれでもかこれでもかと裏切られ続けたヒロインが、自分を大切にするということの意味を勝ち取っていくまでのストーリーとなってます。これが少女漫画というのがいいですね。

    ※傭兵くずれのおっさんジローの手が、常にガサガサゴワゴワして描かれるのか日野晶流で私的萌えポイントでした。(実は働き者の良い手なんだよなぁ)
  • The Good Father

    プクプク

    上を買ったら下を買わない選択肢は無い。
    ネタバレ
    2025年8月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 言いたい事はたくさんあるけど一つだけ。

    このお父さんは決して日本にたった一人の特別なお父さんではない。きっと沢山いる。こんなお母さんもきっと沢山いる。例えば親族に一人、こういう人たちがいる。我が子から搾取することが当たり前だと思ってる親がいる。子供は見えないところでそういうものを抱えて生きてる可能性がある。大なり小なり。だからこそ人ごとではなく刺さるし共感も出来る。

    久々に読むのが辛かった作品。辛かったけど作者様の伝えたい想いは充分に届きました。描いてくれてありがとう…としか今は言えないよ。
  • ワンナイト・モーニング

    奥山ケニチ

    恋もご飯もいただきます!
    2025年8月12日
    若干、男性の希望や妄想が詰まってるのか女性が尻軽のきらいはありますが、どのワンナイトにもちゃんとしたドラマがあって、どのモーニング(朝食)にも、しっかりとした理由や由来があるのが良かったです。各話【ごちそうさま】で終わるのも良いですね。そして何よりこの作品、各話に閑話休題の一枚が挟んであるのがとっても良い!お話の幅とか奥行きをこの一枚で読み取ることが出来ました。

    ※好きな回はコーンスープの回。コーン一粒が残ったようなもどかしい恋の終わり、エモい。
  • 人魚のムニエル 志波由紀作品集

    志波由紀

    「悪魔二世」から飛んで来た!
    ネタバレ
    2025年8月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 荒削りな初期作品にこそ、作者の魂は宿ると思ってる。

    【人魚のムニエル】
    結局愛する人が苦しむより自分が苦しむ方がよっぽど楽。愛する人を作ることは、新たな苦しみを作ること。それでも人は人を愛さずにはいられない。憎めないお父さんが作品の肝です。

    【ロボットのいる家】
    純粋な人ほどロボットに傾倒してしまうのではないだろうか。ロボットが精巧過ぎると錯覚してしまう人間の脳の脆さ、危うさよ。

    【ウワサ鳥】
    人は予言を気にしすぎるきらいがある。なんなら予言に行動を寄せてしまうきらいもある。

    【デリバリー地獄】
    これが一番好きでした。ひょっとして人の良心を擬人化したものを「鬼」と呼ぶのかもしれない。

    全8編の短編集。いずれも人間の深層心理を表に出しながらさらりと読ませます。でもさらりとしてるのに読後の重さは重量級。その落差にしばし呆然としてしまう。
  • 悪魔二世

    志波由紀

    なんだろうすごく寂しい。
    2025年8月8日
    最初は悪魔と人間のハーフの菊光が可愛くて、河城君や店長との掛け合いも飄々として楽しく読んでたんですが、菊光が本性を現した瞬間、菊光の寂しさがどっと流れてきていたたまれなくなりました。でもいたたまれないのにどんどん続きが読みたくなるという…、きっと悪魔の呪いがかかっているんですねこの作品。そして店長の優しくていい人すぎて目に余る阿呆さ加減(実はこういう人が1番危ない)と、河城君のバイト時間厳守なとこが現代の若者代表ぽくて、まぁ奇妙奇天烈、良いアクセントになってます。

    あと表紙のセンス、最高。
  • 身代わりの婚姻 次期侯爵は初心な花嫁を甘く手折る

    河村恵利/西條六花

    恥じらいがあって慎ましいTLはこちらです
    2025年8月7日
    大好きな河村恵利先生の作画という事で読みました。

    肌色が多くてバインバインなTLも結構ですが、私はこれくらいの恥じらいと慎ましさのあるTLが好みです。なんならイマドキの少女漫画より控えめかもしれない笑。お話は割とサスペンス要素が強く、最後までドキドキハラハラ。その上でちゃんと有季様の男らしさとか、独占欲とか、清乃への愛情がだんだんと増していく様子が堅実で好ましいし、何より清乃の幸せが、今までの苦労と忍耐の上に少しずつ築かれていく様子が胸熱です。一朝一夕の幸せなんてどこにもないのです。
  • グラぱらっ!

    桂あいり/西木田景志

    ラブコメと見せかけたNTR、
    2025年8月6日
    もしくはNTRと見せかけたラブコメで、いろんな不道徳と不謹慎と不健全が楽しめるのに、肝心の主人公カップル一は亀の歩みのようになかなか進展しないというモダモダぶりが面白い要素です。

    グラビアアイドルの際どさは売りなのでしょうが、その見せ方をプロとして心得てる方と、ただ搾取されるだけの方とでは、仕事に雲泥の差が出来るのではないかと思います。普段見ることのないグラビアをちょっと違う視点で覗いてみたくなる作品です。
  • マザ婚

    吉沢緑時

    最後まできっちり気持ち悪くて面白い!
    ネタバレ
    2025年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いや~終始気持ち悪いうえ、登場人物の癖が強すぎてひとつも感情移入出来ないままラストまで読み切ったのに、面白かった〜👏

    変態VS変態の息を吞む対決シーンも見応えあって面白かったんですが、ワタシの一押しはやっぱり最後に見せた真菜の母性につきます。冬彦さん…じゃなくて櫻田先生を自分より弱いものと認識した時点で、鮮やかに発揮された真菜の母性が圧巻です。

    母性とは、女性が自分よりか弱いと認めたものだけに向けられる、いわば優越感と近似値の、究極の保護本能であろうかと…。
  • なんか聞こえる【単行本版/描き下ろしオマケつき】

    にわの池

    切れ長、一重、高身長のイケメン。
    ネタバレ
    2025年8月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 何か聞こえる女と何か見える男がタッグを組み、問題を解決していく話。果たして2人はお互いの欠けた部分を補い合う事が出来るのか否か。

    なにはともあれ私は【パーフェクト一重】なるパワーワードに我意を得たり!と盛り上がりました。日本人特有の切れ長で細い目、パーフェクト一重(やや三白眼)の神山と、ゆめちゃんのざっくばらんすぎるやり取りが面白くて好き。
  • ナイト・アンド・バレット 地上最強主従日誌

    三上敬

    ダンテを推してハッピーになろう!
    2025年7月31日
    ハッピーになる近道。それは推しを推すことである。。。

    最近ちょっと渇いていたワタシという土壌に、染み入るように流れてきたこの作品。滅茶苦茶面白くて笑った。笑うにもいろいろ種類があると思うのですが、そうですね~、腹の奥がきゅーんときて鼻に抜けていくような笑い。あと不意に来る『ブフォ』という笑い。ぬくぬくほっこりして口元がにやつく笑い。うんうんそうだよねぇと万感の極みのような笑いもあります。

    おっとここまで笑いの説明しかしておりませんが、その中で最も光ったのが番外編ジャン・ローランの空模様占いの回です。オブラートの中に真実をきっぱりと告げてるジャン・ローランと、それを受け止めてるダンテが最高の一コマです。

    推しがいるっていいね…。推しがカッコいいって最高だね…。と、思わずうちわを振り回したくなる作品です。
  • ビューティフル・エブリデイ

    志村貴子

    なにはなくても美しい日々。
    ネタバレ
    2025年7月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 志村先生のふんわりした絵柄で、キラキラした少年少女たちが、ズブズブな本音で言い合う姿にズドンと撃ち抜かれました。ホント若くて可愛い思春期女子は罪だわ…見た目カッコいい思春期男子をあれだけカッコ悪くさせるんだから笑。

    フォーカスされるのは少年少女だけではなくて、それを見守る親たちも。特に、お墓の前で繰り広げられる亡くなったお父さんの、愚痴のような、祈りのような存在感が良い。少年少女を描きながら、実はかつて少年少女だった親世代のこもごもを描かれてるのが上手いと思います。
  • 星のポン子と豆腐屋れい子

    小原愼司/トニーたけざき

    正解のない世界に旅立つのよ。
    ネタバレ
    2025年7月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ コミカルなタイトルと表紙と出だしにどうぞ騙されて下さい。まさかこんな不穏な物語であるとは思わないわ。

    私は最後まで胸糞悪さが残ったんですが、あれだけ憎んでた奴と共闘して新たな道を歩むれい子さんに人間の懐の深さを感じました。この物語に正解はおそらくなくて、れい子さんが守りたかったのは、自分の誕生日を忘れてなかったかわいい弟の人生、ただそれだけだったんだろうと思う。…それが例えコピーだとしてもね(←ココが胸糞案件)
  • 不朽のフェーネチカ

    竹良実

    タイトルの不朽の意味を考えさせられる作品
    2025年7月22日
    起承転結が完璧な作品でした。ある意味失うもののない怖いもの知らずのマザーが、めぐりめぐって、もう一度失うものを構築していく物語にも見えます。そこに至るまでの魂の混迷が、やるせないけど、強く、しなやかで、狡猾で、どうにも美しい。

    人の世に不朽などない。得て、失って、朽ちていくのを笑って過ごせる人生が、ひとつの理想の人生なのかもしれないと思います。
  • 日本橋心中

    日の出ハイム

    可愛さの本質は切なさであると思う。
    2025年7月8日
    常日頃から可愛いさと切なさはイコール🟰であると思ってます。日の出ハイム先生のBLでそれは顕著に表されます。

    お江戸の衆道やら怪談やら江戸芝居やら長屋ものやら、バラエティにとんでるようで実はひとつなぎの物語。うつつのきわにある夢まぼろしで人はきっと生きていける。
  • Bye-Bye アタシのお兄ちゃん

    竹内佐千子

    笑っていいのか泣いていいのか…
    2025年7月7日
    まさに人生そのものじゃないですか。笑っていいのか泣いていいのか分からないなんて。シュールな設定には性別と年齢を共にかる~く飛び越える魔法がかかっていて、そこに唯一持って行けるのは自分のアイデンティティのみなのです。

    自分が自分であるための自我と誇りを、第三者の目で再確認するような時間があることが、ちょっと羨ましい気もします。
  • 名づけそむ

    志村志保子

    名前に関するアレコレ短編、10編。
    ネタバレ
    2025年7月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 子供の名づけをアレコレと悩んだ至福の時を思い出しました。字画、字ズラ、音感、名字との相性、漢字の持つ意味。何よりその子を呼んだ時にしっくりと共鳴するのかどうかを。

    特に好きなのは1話目のお母さんの話。自分を捨てて出ていった母を許そうと思っていた娘の気持ちを、根元からポキっと折るような行為が出来るのは、唯一この母だけ。この母だけだったんです。この先、娘さんが子供を産む事があれば、巡り巡って、母の気持ちに気付く事があるのかもしれません。

    他の短編も良かったです。樹木の名前に、好きな子の名前を見つけた少年の話とか…。名前に意味を見つけるか、ただの記号にするのかで、思いの差を感じて切ないね。
  • 夢でもよし~君と、夜明けを待つ~

    アユ・ヤマネ

    絵柄に誠実さを感じたら読んで損はない。
    ネタバレ
    2025年7月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 元カレの理不尽な裏切りを消化出来ないまま左遷された清崎。そこからの立て直しには、蒼君とタビと農園と年月がどうしても必要だったのでしょう。そのどのひとつも欠けてはならなかった。そしてその全てが彼の生きる力、血肉となっていく様子が、台詞で説明されるわけではないのに、じんわりとこちらに伝わってきます。

    一朝一夕で描かれるBLが多い中で、ひときわ四季の移ろいを感じる良作品です。
  • 雨の中からやってきた

    小笠原宇紀

    独特の世界観はハマると沼!※あと神修正。
    ネタバレ
    2025年7月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ まず動物であるトナカイ🦌さんが思いの外、イン乱なのが良い。多少直情的で考え無しなのも動物の本能ですので許せます。そして何より良かったのは鋼鉄のノンケ、長池機長👨‍✈️!普段は天然のノンケなのにいざ攻めに転じると迷いなく制圧するなんて聞いてないよ…今までどこに隠してたのさその征服欲。(制服の中かな💕)※ちなみに扉絵の🧑‍✈️の容赦ない無慈悲攻めの様子に一目惚れして購入に至りました。

    あとアクセルにもれなく付いてくる2人の子どもの掛け合いには終始ニヤニヤしたし、お爺🎅の枯れ専の魅力にはやられました。絵空事のようなファンタジー作品の中に、厳格なサンタルールがあるのも面白かった。
  • 針のかたなと御器のふね

    日の出ハイム

    いろんな古典がオーバーラップして楽しい。
    ネタバレ
    2025年6月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 一寸法師を原点にして、竹取物語や百人一首や源氏物語など、古典文学にちなんだキャラがわさわさと登場してくるバラエティに富んだ作品です。(きっと貴方の推しキャラもいるはず…)

    かといって肝心なBL部分も蔑ろになってません。主役2人の心の通わせ方は男同士の絆を感じるし、身長差、身分差、性格の差を補って余りある愛情をたっぷりと感じる事が出来ました。

    特に兵九郎の『人の7倍半歩く』という独白には、これまで培ってきた彼の思慮深さと心根の強さと地道な努力を感じてキュンときたし、普段は喰えない琴平が、兵九郎を戦いに出したくないとゴネるとこも不意打ちでキュンときました。
  • 子宮恋愛

    佐々江典子

    山手という男には抗えぬ…
    ネタバレ
    2025年6月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 山手さんの男らしさとカッコよさが半端なくてそれだけでも読むかいがあるというものよ…。そして、そんな男のフェロモン溢れる山手さんが、パイプカットしてると分かった時点で、私の山手メーターは完全に振り切れました…。ええそれはもうビヨーンとね。

    こちら不倫漫画ですから賛否ありますが、私は人間に完璧な正しさは求めてないので、こちらの作品を楽しんで読む事が出来ました。まきが落ちたのは子宮恋愛なんてお綺麗なものではなく、おそらく人間関係を一から構築させる事を余儀なくする地獄というものに近い。それでも山手さんのそばにいることを自ら選んだよね。その何より強い気持ちは純愛と呼んで差し支えないと私は思います。
  • グランメゾンむらさきばし

    南Q太

    大人の恋はドラマティックじゃない方が良い
    2025年6月21日
    南先生なのでちょっと気を張りながら読みましたが、最後までハートフルなご近所愛と親子愛を軸に、大人2人の確かめ合うようにじわじわ進む良質なラブストーリーでした。

    なんといっても主役を引き立てるグランメゾンの仲間達の個性と距離感が素晴らしい。生きる上で割と大切なのは隣人との関わり方であり、ココロの開き方であると思います。その延長線上に主役2人の恋は転がっていたのではないかしら。青亀さんがほどよい疲労感漂うキャラであるのも大変好みでした。

    ※そして個人的に最高だったのは漫画家先生の回。(第23話)👍まさかここで主役級の神回がくるとは‼️台詞無し、モノローグ無し、三十路男の試行錯誤メダカ生活に、不覚にもきゅんとときめいたのは私です…🖐️
  • 推しがキモモじゃダメですか?

    森田蓮次

    しずくちゃんの充実した推し活生活。
    ネタバレ
    2025年6月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 短編でさっくり読めて、時折くすっと笑えて、ちょっとだけジーンときて、画力も高いし、キモモは褌だし、いいとこだらけの短編でした。

    しずくちゃんの、見た目度外視、内面重視のキモモ推しはとってもハートフルで素敵だし、それを友達に理解してほしいがために努力する姿もとっても素敵。でも一番良かったのはキモモの顔面が最後まで謎(着ぐるみ)に包まれて明かされなかったとこ!!安易なイケメン設定だと興ざめしちゃうところでした。

    見えないところは見えないまま…謎は明かされなくてもよいのです。
  • 日日是好日、愛煌々と

    こふで

    異種間BL、2人の寄り添い愛。
    2025年6月14日
    見た目も性格もバースも種族も違う2人の寄り添い愛。

    まず私の好きピポイントは影光のお顔が怖いとこ。もうひとつは2人の住まいをとりまく隣人たちのさりげない見守り方。これが良かった。ラブストーリーって2人で完結するだけの話ではなくて、周りに支えられてやっと形をなすラブストーリーもあると思うのよ。それ込みで2人と隣人たちが築きあっているものがまるごと素敵だなと思いました。
  • 2人の幸せな政略結婚 【電子限定特典付き】

    犬太郎

    マニアック人外ここに極まれり。
    ネタバレ
    2025年6月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ こちらのBL、さすがにマニアック過ぎて一部の人にしか受け入れられないのでは?と思ってたらなんのなんの南野陽子、レビューに熱い同志が多くて頼もしい限りです。
    私の一押しは、人外攻めデネブの若干しょぼしょぼした眼差しの温かさと、人間受けアルカドの前向きな性欲‼️(←おそらく人生で初めて使う言葉)です。それらが上手く噛み合い、お互いを労わりあう姿が素敵カップルで良きでした。

    ※18🈲版出たら即買います。(抱きしめてるとこ見たいんだよう)
  • 社畜おじさん触手を買う【電子限定ノーカット版】

    五梅えるこ

    なんと攻め様は植物!🪴
    2025年6月12日
    マニアック人外好きにはたまらない。こちらの人外攻めには顔もなければ台詞もない。あるのは変幻自在な触手のみ。彼(植物🪴)の愛は全て触手のみで伝えられるのです。

    攻めが植物🪴という時点で革新的で攻めたBLだと思います。2人の交流は主に激しい性行為。でもお互いを思いやる気持ちが徐々に育まれていきます(植物🪴だけにな!)

    なんにせよこの作品、イケメンが出てこないのがワタシ的にドンピシャリ。どこまでいっても変人しか出てこない笑。そしてだんだんと植物🪴に雄々しさを感じたワタシも、やっぱり充分変人だと思う。
  • 魔物の晩餐

    UMIN

    表紙は白兎を探している魔物でしょうか…
    ネタバレ
    2025年6月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 魔物が強く美しく切れ者であるのに白兎にだけ優しい。他の者はけんもほろろな扱いをされるのに白兎にだけは優しい。それは唯一の弱点が白兎であると自ら言ってるようなもの。本来食料であるはずの人間の子に名を与え、衣食住を施し、育ててる時点でそれはもう食料とは言えないのではと思いました。

    良かったのは魔物が白兎への執着を食欲なのか性欲なのか見極められず苦悩する姿です。魔物と言えど惑う姿に誠意を感じます。でも結局孤独だった魔物は愛情に飢えていて、そこにスッと子供の姿で懐に入り込んだ白兎が受け皿となりピッタリとはまってしまったのでしょう。その辺の描写が読み応えありました。サブキャラの個性まで大変好きなタイプのBLです。読み放題。
  • お前の寝言がわからない

    永田礼路

    リケダンのイイところ&ダメなところ!笑
    ネタバレ
    2025年6月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 私はイケメンじゃない男のラブコメが大好きなので、この作品は当たりでした。

    男女の違いであったり、文系理系の違いであったり、ナルホドな〜と共感したり、思考回路に笑ったり。最短で最適解を求める理系男子に対して、文系女子の回りくどさは必要不可欠な要素なのです。正解を追い求めすぎると逆に不自由になったりするからね。この辺をほんと理系男子には理解してもらいたい笑。

    でも、これだけ理詰めで思考する理系男子が、文系女子のわけわかめな寝言にコロッとフォーリンラブしてるのが、なんとも(そこだけ)文系ぽくて良いな~と。読み放題。
  • 珈琲が冷めない距離

    鷲岡胡世子

    多くの人に手にとって欲しい作品です。
    2025年6月9日
    読みながらこの作者様は近しい人に聾唖の方がいらっしゃるのではないかと思いました。
    じゃないとこんな表現はできないし、こんな心の機微にも気が付かない。ましてや言語化も出来ないと。

    私は思うところがあって途中から泣きながら読んだんですが、結局【正論】や【常識】や【幸せの形】という固定概念が一番の差別で何よりの障害なのではないのかと思いました。特に子供を持つということに関しては。

    脇を固める登場人物も人間的な魅力に満ちてて面白いです。ヒロインの母親にしても。ヒロインの友達にしても。ユナちゃんはちょっとした癒しだし。
    2人の選択を見届けたいので続巻を待ちます。読み放題。
  • 未亡人のロボット[単話版]

    クリスティーヌ中島

    この奥さん、見習いたい。
    ネタバレ
    2025年6月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いかに頭が良くて万人に必要とされる人物であろうと、家族の気持ちに気付かないようでは、それはただのAIと同じだよ。

    じゃぁナニを持って人は人となり得るのかと問えば、言葉を尽くして語り合うことしかないと思う。なのにこの主人はそれをせずに、自分のエゴだけ通して帰ってきたことが勝手すぎるし、まして大事なことをロボットに言わせるなんて最低だよ。生きてるうちに奥さんにちゃんと伝えて欲しかった。きっとバナナの精霊馬は奥さんのささやかな仕返しなんでしょう。

    ロボットの話と思わせておいて、これは夫に先立たれることが多い女性側の、夫の見送り方の話であると私は思いました。読み放題。
  • 人魚泡沫奇譚

    UMIN

    人魚の神々しい美しさと禍々しさ。
    ネタバレ
    2025年6月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人魚という生き物が、美しく、かつ、禍々しく描かれている。

    特に始まりの物語【可惜夜の月】が良かった。漣をこよなく愛していたように見えた親王が、ただ一人の男の出現によって嫉妬し常軌を逸してしまう姿は人間の業そのもの。でもそれが全て裏目に出て、結局は人魚の番である朔を覚醒させているという因果も良い。
    あと目玉を喰らわせるという人魚と人の契り方、明らかに修羅の道を選ぶ覚悟を問うてる最強のプロポーズ過ぎる。
  • おまえの靴を履いてみる【単話版】

    望月わらべ

    将来、神スパダリになるであろうキヨ。
    2025年6月7日
    面白いと聞いてて読むと自然とハードルが上がりますがこの作品はハードル超えました。とても良いDKBLです。

    何がいいかというとやっぱりキヨの持ってる気質が太陽のように明るいこと☀️。そして細かい描写になりますが【手があったかいキヨ🖐️】って言うのが素敵じゃない❓見た目から冷え性っぽい律との好対照と、温もりを求めてその手を掴もうとする律の気持ちに説得力が出ています。そしてボーイズラブの始め方、気持ちの伝え方がこれ以上ないくらい誠実。これだけ相手を尊重出来るキヨは将来スパダリになる要素充分なのです!読み放題。
  • 汝、隣人を(愛)せよ

    汐見ろせ

    ネタバレ無しで〜
    ネタバレ
    2025年6月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 短編でサクッと読めて、ラストが良いのでネタバレ無しで!

    あれよあれよと言う間に押し切られ、あれよあれよと言う間に暴かれる。
    まるで明けの明星を見上げて、時が止まったように感じるエンディングがお見事!読み放題。
  • 人魚と王と番人と

    UMIN

    酷い話はお伽話にするのがいい。
    ネタバレ
    2025年6月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 人間の欲のために囚われ続けた人魚をめぐるお話。

    聞くに耐えない酷い話なのに、若い王様がコミカルでありながら情が深いので、サラッと読めてしまいます。酷い話がさも良い話のようにすり替わって終わるところが、THEお伽話といった風情でしょうか。すべては超然とした人魚の慈悲深さに繋がっていくようにも見えます。ラスト、番人に記憶が残っていないことに、人のことわりとは違う、人魚のことわりを感じました。読み放題。
  • 執事・柊

    青海信濃

    日本のどこかにいて欲しい一族No.1!
    2025年6月5日
    連綿と続く歴史ある一族とその執事たちによる血よりも濃い、婚前前夜の儀式。古のBLでは割とあるあるパターンの主従関係BLにそそられましたが、読み込むうちにどんどんと深い沼に入り込んでしまう…。そしてその脈々と続く様式美がだんだんと癖になる…。でもちゃんと萌えもあって私はまさかの世代超えおじさん執事受けとぼっちゃま執着攻めが大変好みでありました。(皆さんも是非お気に入りの推しカプを探してみてください😋)

    そして最後は絶対に開けてはならない【開かずの間】へ…。こんなオチがあったとは…おあとがよろしいようで。読み放題。
  • あいの話

    清水ともみ

    愛の話であり藍の話でもある。
    ネタバレ
    2025年6月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 子供の頃に不憫だったクズ男が、拾い子の父となり変わっていく姿を描いたストーリー。

    とにかくこの話を読めたことに感謝。私、こういうクズ男が大好きで、その上でクズ男の葛藤が大好きなのですが、この藍君は(言葉は悪いけど)学が無い分、真っ直ぐでフィーリングが軽く邪念がない。けど根っこが寂しすぎる。でもその寂しさこそ、藍君の子育ての原点になり得たのではないかと思います。拾い子を救ったことで救われていく、共依存のような2人の関係とそれを手放す覚悟を決めるまでの藍君の姿には号泣せざるを得ない。

    これはこの上もない愛と優しさ、【藍と優】の話です。読み放題。
  • 豊太郎ものがたり 分冊版

    柄沙洋

    暁英さんがいろいろと面白い。
    2025年6月2日
    いきなりバトルが始まるので、犬のもののけ大活躍のあやかしストーリーだと思ってたら、今のところは恋に不慣れな男女のちょいななめ上を突き進むモダキュン物語という風情。(分冊14巻まで読了)

    戦うことしか頭にない朴念仁、暁英(なのに時々スパダリムーブをかます)と、その朴念仁にちょっとづつ惹かれていくミホ、あと人に変化可能なモフモフの豊太郎さんが何故か書生風でかわいいです。豊太郎ものがたりという割に豊太郎の存在感が薄いので、これからバトルものとしてももっと面白くなるといいな!と期待しつつ…の⭐︎星5。

    『鮮空のアルバトロス』の作者様の別名義だそうですよ。読み放題。
  • Let's珍宝館!

    紅迫青実

    大切なのは中身です。
    2025年5月29日
    このタイトルと中身のギャップこそこの作品の神髄。いかに名前や世間の噂のイメージに惑わされず、本質を見極めることが大切であるかを諭されているようです(いや知らんけど。)

    BLとしても面白いけど、良かったのは主軸のおじいちゃんと、おじいちゃんの仲間たち、珍宝館に集う面々のわちゃわちゃとした楽しさですかね。宗教と美術と歴史との深い繋がりに触れられてるのもエスプリが効いてます。こういう読後にBL読んだのかナニを読んだのか分からなくなるような作品が個人的に好みです。読み放題。
  • 謎漫画

    RQ

    馬好き一択謎漫画。
    2025年5月28日
    設定はぶっ飛んでるのに、お馬さんたちは泰然としててなおかつキュートなんよ。そこが魅力🐴

    とにかく作者さまはかなりの馬好きさんであろう。そこは間違いない。何故お馬さんはお仕事をしているのか❓どうやってパソコン打つのか❓トイレはどうするの❓と、色々疑問があろうがなかろうが最後はすべて多様性という美しい言葉に集約されて『ナルホド〜うんうん🐴』と納得させる手腕がスバラシイ。(異論は認める)

    読み放題。
  • 明日は我が身の分水嶺

    亜良々來

    タイトルからおしゃれやんな。
    ネタバレ
    2025年5月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 美麗ファンタジー系かと思ってたら、どちらかといえばトンデモ設定のドタバタラブコメでした笑。

    なのでそのトンデモ設定を美麗絵でまったり味わえるかどうかがこの作品を楽しめる鍵となると思います。私は楽しかった!特にオマケのわちゃわちゃ感が良い。お説教とは真逆のおごちそうを並べるレイヴンの気持ちを鑑みるとホクホクしてしまう笑😆読み放題。
  • 娘のムコは俺とタメ!?

    筧あさと

    和彦vs宏明の仁義なき戦いが楽しい😆
    ネタバレ
    2025年5月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 笑いすぎて変な声でたので人前では読まない方がイイかも😆

    なんと言っても一押しはお父さんの和彦。誰と組んでも漫才のようだし、顔芸はピカイチ。圧倒的イケオジ感の宏明さんに比べたらオッサン味強くて、ガサツだけど愛が深い。夫にするなら宏明さんより和彦さんに軍配を上げますね笑(ワタシ好みの魅惑の三白眼だしな!)12巻までいろんな問題が起こりますが、お父さんの行動力と乾家の団結力でたちまち解決していくのも見所です。そして最後の結婚式シーンにはもれなく泣かされる〜😭期間限定読み放題。
  • グレイッシュメロディ

    水樹和佳子

    格好いいお父さんとしっかり者の息子の秘密
    2025年5月25日
    1巻で終わってるだと…❓なんてこったい、こんなにスタイリッシュで面白い人情親子モノが連載されないなんておかしいだろ〜(某国会議員風)とちょっとゴネたくなりました。

    水樹先生、今ではもう違う世界でご活躍されてるのでゴネてもしゃーないんですが、唯一無二の作風を持たれてて、透明感のある独自の世界観を確立されてます。私は水樹先生の生み出すキャラに、いつも畏怖のような憧れのような特別な感情を持ってしまいます。青比古然り。プラズマ然り。エリオット然り。

    こちらは人情モノとしても親子モノとしてもとても面白いんですが、特に親子のささやかな秘密、こういうエピソードをサラッと最後に持って来るあたりにもう私なんかはグッときて、コロッとオチテ、キューンとなってしまうわけですよ。ヤバイよこのお父さん…。読み放題。
  • 【棒修正版】秘孔を突いていきますからね

    牛☆丼子

    タイヘン面白かったアルヨ〜👏👏👏
    ネタバレ
    2025年5月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ あまりにも天瀬君の素直さとチョロさが好ましくゲラゲラ笑ってたトコに、最後の最後に垣間見せた先生の【素】にやられたよ〜。(この一変する雰囲気、きっと声音も変わってる。目を開くのも反則です。)善良なフリしてこの先生確信犯でしたわ。

    9割がたド助平シーンですが、この1巻、2巻とも最後に『え、そうくるか〜!』という萌えに遭遇してきゅんとしてしまいました。不覚。_| ̄|○

    アイヤー!な読み放題。
  • あなたへの嘘

    CHIEKO.T

    【嘘】に宿った【真実】
    ネタバレ
    2025年5月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とある令嬢を堕とすため、淡々と任務をこなすニールの【嘘】がだんだんと意思を持ち、愛を生み、憎しみを断ち、【真実】となるまでを描いたストーリー。

    ニールは過去に酷い仕打ちを受けているので、辛さを感じないよう感覚をわざと鈍くしています。その感覚をリリーに出逢ったことで取り戻していく過程がとても良かった。痛いことを痛いと言える感覚。辛いことを辛いといえる感覚です。一方リリーは申し分なく愛されてきた上に、本人の持つ優しさゆえに言いたいことを主張できない女性でしたが、自分の中の欲に気づいてあがき出すあたりから、人としての魅力が出てきます。

    琴線に触れたのはやっぱりラストシーンでニールがリリーを助けに向かう時に震えてるところです。男らしく颯爽と助けに来てくれるのではなくて、震えながら助けに来るニールには今までにないヒーロー像を感じました。私も愛する人はスーパーマンじゃない方がいいと思っている派です。

    あと後日談もしっくりきたし、悪役の背景までしっかり描かれているのも好みです。読み放題。
  • ワードア!

    伊野ナユタ

    押し寄せるリアル!
    2025年5月23日
    普段美しいBLばかり読んでるものですから、このリアル寄りのゲイの話はどんな闇BLよりも重く感じました。

    登場人物達は明るくて、友達を大切にしたり、恋人を信じて待ったり、夢を追いかけたり、綺麗でいることを諦めなかったりと、とてもキュートなゲイなんですが、その現実には容赦がない。とくにハレ君の話は辛かった。コレは父親が悪い👊と思いながらも、誰が1番悪いのかを探すのではなくて、皆一度きりの人生をそれぞれ一生懸命生きてるだけなんだよな…と、そんなふうに思わせてくれる作品でした。

    皆のこの先が気になるので、どうか続きを下さいなるはやで🙏

    読み放題。
  • 誘惑は罪

    ローリー・フォスター/天野なすの

    読後感、爽快でスッキリ🌹
    ネタバレ
    2025年5月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ハーレクインはやっぱりアメリカンで軽快なのがいい!日本人には発想出来ない台詞の数々が楽しかった。

    ヒロイン、ヴァージニアは自立して生きる事を目標に生きてきたから、男性との距離の詰め方が分からない。剛を煮やした彼女が最後に使った手段がどうにも爽快で男前すぎる笑。(でも女なら一度は屈強な男をこうしてみたいかも…🌹)ヴァージニアがムチムチと肉感的なのもとっても素敵でした。読み放題。
  • 御月先生の秘密

    もだえ

    商業BLではなかなか見ないまどろっこしさ
    ネタバレ
    2025年5月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 始めは生徒を弄ぶ国語教師と、それを阻止しようとするお堅い数学教師の丁々発止なお話かと思ってたら全然違ってたわ。360度違ってた。

    魔性の国語教師に見えた御月先生ですが、本質はただの天然で超面倒くさい男。それをしっかりとホールドするおぼっちゃま攻めの塩野谷先生のリスクマネジメントが凄い。この必死さに最初は笑ってたけど、10巻で完璧に見えたリスクマネジメントに綻びが出て崩れ落ちる塩野谷先生の姿にはグッときたわ!思わず『常に予測不可能になってからがホントの恋愛なんだよ…』と肩を抱いてさしあげたくなりました。

    このかっこ悪さ、情けなさ、面倒くささ、まどろっこしさ。全て商業BLではなかなかお見かけできない面白さでございます。読み放題。
  • 呪いのせいにしておこう【コミックス版】

    伝子まねゑ

    クズのクズによるクズ男好きのための読本。
    2025年5月17日
    さきに謝っておくと、ワタシはクズ男が大好き。なので久々に【来たーーーっ】という感じのクズ男に出会えて満足。だいたいワタシの倫理観で言えば教師と生徒ものはBLに限らず言語道断なのですが、この教師のダメさ加減、外道っぷりが同情を誘い読書圏内に入りました。

    何が良いかって、人間が道を踏み外すときの高揚感と背徳感がたまらない。それが性癖に根ざしたものならなおさら。自分の根本に従って生きることが難しい人たちの話なんです。なのでやってることクズなのに不思議と応援したくなる。

    【タチ王決定戦】での独特の持ち味がクリティカルヒットして、こちらが伝子まねゑ作品2作目でしたが完全に沼に入りました。ともあれ苦手な人は苦手でしょうが、好きな人は卒倒レベルに好きな作品だと思います。特に書下ろしの教室シーンは鳥肌もの。

    …こんな性癖は、すべて呪いのせいにしておこう。
  • あるなし

    藤井慶/平井志

    色即是空、空即是色の、あるなし。
    2025年5月17日
    このお話を読んでると、人生を一生懸命生きるのも大切だけど、時にはあるがままを受け入れ、流されて転がって削られても生きのびる事が同じくらい大切だと思うことが出来る。だって人間まるくなるってそういう事だよね。失ったまま生きる姿が、誰かの支えになっていく。

    般若心経の中でも一番印象的な言葉。色即是空空即是色。あるなしで言えばあり寄りのあり。読み放題。
  • よろこびのうた

    西田東

    一生ついていきます、西田先生。
    2025年5月17日
    物語はまださわりの部分。なのにもう首根っこを掴まれた気分。

    登場人物のひとりマリアンは子供が子供のまま大人になってしまったような男。西田作品では定番中の定番キャラでこういう男は母性本能を刺激するのでホントやばい。そしてもうひとりブライアンはまだまったく謎の男。ホントの名前かどうかも定かではない。こういう危険な男も母性本能を刺激するのでおおいに厄介。

    この作品は女性漫画。それだけでもうラブが生まれるのか、友情が生まれるのか、憎しみが生まれるのか全く分からない。でも何より西田先生がこの作品を生み出されている事に、歓喜の歌を捧げたい気持ちです🎤(出来ればココのレビューメンバーと共に…)
  • 甘けりゃ、肥える(合冊版)

    あさ

    これだけ甘けりゃ肥えても本望。
    2025年5月14日
    まず年下の攻めがケーキを持って年上受けの家を訪ねるというルーティーンが好み。保護者感とか、餌付け感とか、必死感がたまらないのよね。加えて2人の前向きなやりとりが面白すぎて会話が漫才のよう。なのに事後毎回テレッテレの2人が最高。この一連の流れがいいのよね。

    あさ先生、とんでもなく甘く、やらしく、ピュアッピュアな2人を生み出してくれたものよ。読後「この2人にならわたしゃナンボでも課金しまっせ…💸」というなにわの商人の気持ちになりました。
  • 鉄道×BL【出会い編】

    阿蘇なゆた

    鉄道×BL【短編集】の2人の出会い編。
    2025年5月13日
    時系列ではこちらが先の話です。相変わらず大樹の鉄オタぶりとコミュ障が炸裂してますが、それを受け止める遥のおおらかさも健在でした。この遥の育ちの良さを感じるおおらかさが作品の肝だと思います。
    ※あとがきに、正樹の心の動きを作者様が洞察されてるのですが、この細かい人物設定があってこそのこの短い漫画なんだよなぁと感服致しました。

    お次はとうとうお2人が構内を出て旅するんですって?(もちろんJRでね!飛行機だったら許さないぞ笑)
    京都編を楽しみにしております。読み放題。
  • 鉄道×BL【短編集】

    阿蘇なゆた

    鉄道とBLがこんなにも相性がいいとは…
    2025年5月13日
    学ランとブレザー、学校の違う2人の構内BLと申しましょうか。とにかくむずがゆくってドキドキしてハァハァして最後はチーンと昇天してしまう作品です(語彙力)

    絵柄もかわいいし、笑いあり、ほのぼのあり、ハラハラあり、つり革あり、のBLですが、特筆したいのは男の子同士のちゃんとしたBLだということです。そこがいい。それがいい。

    次は出逢い編を読んできます。読み放題。
  • ゴッド・ブレス・ユー

    かれい煮太郎

    ビジュアルヤンキーの懐の深さがたまらない
    ネタバレ
    2025年5月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 見かけヤンキーだけど、カイリの他人との距離のとり方はちゃんと配慮があってオトナだと思うのよ。

    ひと夏の海の家で、ジュード君が柔道しかしてこなかった世界から、一歩、二歩と踏み出そうと足掻いてる時に、手を引くわけでもなく、喝を入れるわけでもない。ただハグして互いの体温を感じるだけなのがすごくイイ。何かに満たされる時って、理屈じゃなくて体温だけで充分だったりするんだよね。居場所って本来そういうものだと思う。

    ビートルズの名曲をかけながら読みたい逸品です。読み放題。
  • 紺りりinカァネイション

    三皿サチコ

    深く深く刺さりました。
    ネタバレ
    2025年5月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 良すぎて思わず『言葉に出来ない〜』と◯フコースを歌ってしまいそうになりました。

    この尊さ、慈しみの深さ、かけっこが一番楽しい事であるという無垢さ、ずうっとかわいいと言われていたい承認欲求を持った甘えん坊のまんま。前世の記憶がだいぶ彼を子供っぽく見せているようです。

    絵の感じもお話と凄く合ってた。良いモノを読ませていただきました。読み放題。
  • いつか、いつかな

    路田行

    ぎゃんかわ!
    2025年5月9日
    プロポーズをなかなか言えない男子と、それを3年間見守り続ける女子のお話。これはぎゃんかわよ。

    最初は【け】で始まる言葉のコントみたいでゲラゲラ笑い、続いてそれを見守る女子の柔らかな視線にジーンと共感し、ラストはその女子の最後の抵抗に悶絶。必死な男子の姿にも悶絶。

    短編ならではの、パッと咲いてキラリと光って余韻が胸に残る、夏の花火のような逸品です。
  • タチ王決定戦

    伝子まねゑ

    男は競ってこそ攻め。負けて堕ちれば受け。
    ネタバレ
    2025年5月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 設定が愉快な色々詰め合わせ短編集。

    【タチ王決定戦】
    タイトルで優勝笑。誰もがトップ(←タチ)を目指し持ち技を駆使して戦う。みんなの通り名が荒ぶってて好き。オチには膝から崩れ落ちました。

    【僕が勝ったら君は】
    設定はよくある設定だけど秀逸。すべては王子のシャツ出しから始まった…と思うとエモいよ〜

    【夢のまに魔に】
    真面目なドスケベは国を救うという良い事例です。いずれ教科書にも載るだろう。ガーチムチ王国に栄光あれ。

    …最後だけ闇作品。以下ネタバレ強。
    芝田さんが反省して心を入れ替えて少し希望を持ったところからの突き落としが凄く好みだったので、書き下ろしはいらなかったよ!きっとあの書き下ろしは彼の走馬灯ね。
  • ダメ元の恋では、だめですか?

    森野くみち

    イマドキ男子のかわいらしさにブラボー👏👏
    2025年5月6日
    女子っぽい受はノーサンキューなんですが、こちらは攻め受け共に中性的で、イマドキのかわいい男子なのがとても良かった〜。でもかわいいのにちゃんと男の子らしさを見せてくれたりもしてさ…。更に友人関係も性別がボーダレスで仲良しなのが好感度大!期待以上に面白い作品で、画力は高いし漫画が上手い。

    あとこれだけイマドキの中性的な登場人物の中に混じって、ひときわ異彩を放つ五郎さんぬいが、いい感じで大切にされてるのも優しい世界で好き。

    ※書き下ろしに、お尻ほくろありました。
  • いつまで代わりでシましょうか 番外編

    成瀬一草

    金太郎飴のようにどこを切り取っても甘い。
    2025年5月3日
    ダァーもう何を見せられたのか…。でもすっごい満ち足りた気分。

    結局カッコいいナイスガイの穂高も、寝落ちの可愛い穂高も、昔はやんちゃだった穂高も、年下甘えたな穂高も、ぜんぶ、ぜーんぶエリートイケメン、圭さんのモノなんだね。金太郎飴のようにどこをどう切り取っても甘々でイチャイチャでビチャビチャな2人にあてられっぱなしで大満足。

    こころのえいようをもらいました。
  • 白線の向こう側

    朽田硝子

    地味な話に滋味がある。
    2025年5月3日
    表題作
    ナリがデカくて口数の少ないぽっぽやにハズレはない(健さんしかり)駅員と派遣がそれぞれの生き方を模索しながらいつの間にか【人】の字のごとく支え合う姿が良い。米粒シーンのバタバタ感、その不器用さは人間国宝に値する。

    二作目
    鴨川の左岸にて。昔のツケが回ってきた大人の責任の取り方とか、少年が大人になる瞬間とか描かれてて、話は地味なのに滋味があふれてる。歳の差あるしチグハグな2人だけど、2人でいる時の空気感に絆があるのが素敵。良質のブロマンスです。

    ワタシ好みのちょい古BL。こういうのが読みたくて電書読んでます。
  • 放課後水入らず

    あぶく

    BL読みの課題図書と聞いて。
    2025年5月1日
    滴る水滴、躍動する筋肉、半裸の瑞々しい若者たち、水泳にかける眩しい青春。ここまで舞台が整えばBLとして面白くないわけがない!ええ、たとえそれが傘と傘立てだとしても…。キレッキレのオノマトペと思わせぶりな台詞と凹凸(←コレダイジ)さえあれば、BL作品として充分成立することがここに証明されました。

    加えてこの作品、なんと修正が甘い!いや甘いというかない!!丸見えですが倫理的にこれはアウトじゃない?そこは常識人としてきちんとご指摘申し上げます。(でも修正あったらきっともっとカオス…)

    あと多分次巻は立山先輩の複数〇輪刺しモブレ闇落ち編(上級者向き)だと思います。
    楽しい課題図書ありがとうございます。
  • せつないプレゼント

    ベティ・ニールズ/荻丸雅子

    丸眼鏡ヒロインが可愛かった〜好き💕
    2025年4月28日
    これまた年の差ハーレクイン王道中の王道、ヒロインと後見人のパターンです。いや〜ヒロインがちょいダサ、でもナチュラルシゴデキなのが好感度大で可愛いかった〜。後見人は自分が鬱陶しがられてると思ってるのでそこのすれ違いを楽しめる作品です。残念なのはコミックスなのでやや駆け足感があること。という事で是非原作も読んでみたい。

    『そもそもわたしはお金持ちですし…』とやんわり報酬を辞退するヒロインちゃんのシゴデキぶりには、私まできゅーん💕となりました。
    いいね
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  • サンライズ・ヒル

    ベティ・ニールズ/葛城しずく

    最後まで丁寧な口調の穏やかな2人。
    ネタバレ
    2025年4月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 年代でいけば昭和くらいの話でしょうか。そのため古風で今どきじゃない感じがしっくりきました。都会的で目元が涼やかなオリバーと、ちょっと田舎くさいけど陶器のような肌の若々しいビアトリス。その2人がお互い最後の最後まで丁寧な口調で会話するのがなんとも上品でステキ。年の差ハーレクイン王道中の王道、大好きな設定でございました。

    ※でもあれだね、オリバーはあれだけ暗躍するくらいなら先に好きだと告白すれば良かったのにね…。
    あと賢い妹ちゃんがgoodでした。
  • 父の愛人 【電子限定特典付き】

    塩味ちる

    タイトルがスキャンダラス!
    ネタバレ
    2025年4月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊買い不可避の塩味ちる先生!さすがの高レビュー作品でした。

    まず童顔の家政夫は脱いだら肉厚ミケランジェロだし、クールな父は見掛け倒しで実は恋愛初心者🔰だし、「息子が横恋慕でもすんのか〜❓」とドキドキしてたら可愛い恋人連れて帰る超いい子だったしで、タイトルのスキャンダラスさに色々毒気を抜かれながら最後まで楽しく読みました。

    でもガチムチ家政夫のあざとエプロンとパツパツジーンズもさることながら(これが女なら絶対狙ってるよね…)、私のイチオシは四十路の男が遅すぎた初恋に少年のように手を焼いたり、キスの衝動が抑えられなかったり、ホテルで待ての出来ない犬のごとくじりじりとおねだりする姿が、青春を謳歌してるようで大変よろしいかと💮
  • トマトイプーのリコピン

    大石浩二

    可愛いプーの世知辛いピン!
    2025年4月23日
    表紙は◯ンリオ並みに可愛いのにページをめくると嗚呼世知辛い。ひと息ついて表紙を見ると嗚呼やっぱり可愛い❤️

    時事ネタが◯イツ🎙並みにポンポンと軽快に出てくるかと思えば、◯ンクシーの風刺画🕊のようにブラックで致死量に刺さる。この先生は少女の心を持ちながら、人間を冷静に見ていじり倒していらっしゃる。そのバランス感覚たるや、もはや神◯ンティライミ。
  • 初夜 「初恋」番外編

    一樹らい

    2人の『初夜』は誰も見てはならぬ。
    2025年4月21日
    だって『初恋』の2人の『初夜』ですよ!そんなもん読者だからといって、300pt払ったからといって、軽々に見てはいけないわ!ええ、絶対に。まぁでもちょっとならいいかしら…。指の隙間から薄目で耳だけダンボになってさ…と、そんな気持ちで読みました、はい。

    やっぱり一樹先生って、一面じゃなく多面で見た人間の人物描写が上手くて痺れました。
  • スイート・ナイトメア

    イイモ

    スイートなナイトメアにメロメロよ。
    2025年4月20日
    インキュバスは程良いおじさん味が良いし、獄卒は変化した時の雄味に鼻血ブーだし、吸血鬼は優雅な見た目とズボラな中身のギャップが楽しいわで、イイモ流スイートなナイトメア達のなんと魅力的なことよ!

    特に良かったのはバンピール。完璧でないものの美しさ。永遠でないものの儚さ。力で繋がることを望まない優しさ。何より異端を認め合い尊重出来る姿勢、そこにバンピールの誇りを感じました。

    人間に多様性があるように、ナイトメアにも多様性がある世界がステキだと思うのよ✨
  • おくりワンちゃんっ【単行本版】【電子特典付き】【シーモア限定特典付き】

    貝柱

    色々ぶっ飛んでるが、まぁ美大生だしね…
    ネタバレ
    2025年4月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 受け攻めの意外性とか、最初にクズっぽかった奴の純情だとか、良い意味で軽やかに裏切られる感じが小気味良い。とくに掴みどころのない迫くんが先輩を最後まで守ってる姿には並々ならぬ漢気を感じて心底カッコいいと思いました。多少ぶっ飛んだ設定も「まぁ美大生だし…有るかな!」と勢いで読めるのも面白い。

    あと、やっぱり人生で大事なのは同性でも異性でもいいからなんでも話せる友達が側にいるって事だよなぁとしみじみ。ということでなんちゃんが影の功労者で実質優勝🏆です。
  • 災厄にして惑わず

    嶋二

    家族になろ〜うよ〜
    ネタバレ
    2025年4月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻はそこそこ…という感じでしたが、2、3巻と加速度がついて面白くなりました。BLより重きを置いているのが【家族】と【人間関係】のお話。とくに門ちゃんのお母さんとの対峙には泣かされました。結局親が望むのは孫の誕生じゃなくて、シンプルに子の幸せなんだなと。40代男性の話であったため親世代は60代くらい。それはもう確かに達観してもいい年頃だよね。

    嶋二先生による年齢層高めのボーイズラブ。四十路の男たちのこっぱずかしい恋愛と、責任の取り方が、まさに【愛と誠】なんです。読めて良かったです。
  • 波うららかに、めおと日和

    西香はち

    ウブいって正義だな…
    2025年4月12日
    ときどきこういう漫画が無性に読みたくなるお年頃なんですよ。なんていうかもう自分には二度と味わえないウブさ…というか、恥ずかしいときに頬染める仕草というか、無垢であるところから全てを知って得る人の悦びとか…愛情を分け合うことの美しさとかね。

    旦那が海軍であるがゆえに、2人の関係性は放置プレイ(?)をはさみながら蝸牛のやうにゆっくりと進んでいきます。ゆっくりでいいんだよ。ゆっくりがいいんだよ、と思える関係性が素敵でした。

    あと海軍さんの暗号のような台詞が、ニューウェーブを我流で楽しんでる感じがしてなんとも粋だなぁと思いました。そしてこういう当時の細かい設定が物語を一層面白くしてると思いました。
  • タケヤブヤケタ

    草間さかえ

    火事怖いわ子鹿🦌
    ネタバレ
    2025年4月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊なのに読み応えありました。若者が日記をたよりに先祖のルーツを遡る趣向も物語に幅を持たせてます。

    大正の世、消防がまだ火消しの名残を色濃く残す時代に、自分の生い立ちに向き合う主人公とその仲間たちの、消火や救命にかける情熱がカッコイイ。その中でも断然カッコ良かったのはイセタツ。(イセタツ絶対君子ちゃん好きだったよね。少なくとも弁当を捨てるくらいには…)その辺をわざわざ深掘りしないのは草間流。おそらく両想いだろうからの別離と出逢いを経て、現代へと続いていく、人の縁を感じる作品です。

    なお、本編に子鹿は一切出てきません🖐️
  • 頂き!成り上がり飯 新装版

    奥嶋ひろまさ

    新装版、おめでとうございます㊗️
    ネタバレ
    2025年4月4日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 『ババンバ〜』もよろしいけど私はこちらを全力で推したい。
    本編は拳と血飛沫が飛び交い、かつ手作り弁当も飛び交う…というシュールなギャグ満載でゲラゲラ笑えるんですが、ほんの少しの男の友情とか先輩後輩間の思いやりだとかが、膝カックンレベルで急に襲ってきてキュンとくるんです。「もう弁当はそこそこに今からこれBLにしてくれないかなぁ。奥嶋先生絶対してくれないよなぁ~。」と思ってました。

    が!

    新装版に生まれ変わって、続編も決まっただと…?今度こそ、今度こそ、私の推しカプを全力で推すときが来るのかもしれない…いや来ないかもしれない…。
    ちなみに私の推しカプはあっくんとケニーです!㊗️
  • 極楽長屋 新装版

    崗田屋愉一

    シリーズ化してほしい長屋モノ。
    ネタバレ
    2025年4月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 私、江戸モノの中でも長屋モノが一番好きなんです。それも様子のおかしい怪しい輩がうじゃうじゃ集まってくる長屋モノが。なのでこの作品は好み中の好みと言えます。頁をめくるそばから江戸の情緒と生活臭の漂う臨場感。崗田屋先生ってきっと江戸からタイムスリップしてきた町人に違いないよ。
    1話目の大工の話は夫婦の話で尚且つ親子の話。2話目は同心の話。正義を貫く事の難しさと、最後の最後で正義に目を瞑り、ただ一人のためだけに生きることを選んだ同心の笑顔に胃の腑がキューンとなって魂を抜かれました。

    …てやんでえ、こんな純愛には弱いんだよ…
  • 南くんの妄想カレシ【コミックス版】

    おかき

    南くんは妄想界のシンデレラ!
    ネタバレ
    2025年3月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 私は妄想好きに悪い奴はいないと思ってます。南くんはそんな妄想界のプロフェッショナルにして選ばれたシンデレラでした。
    奥義は【妄想以外の事はワタシなんも知らない…✨】です。この純粋なウブさがタッキー王子を魅了したのだと思われます。
    面白さがななめ上の良作品。妄想から現実に引き戻される時の南くんの顔芸と、妄想に戻る時に舞う薔薇の花びら🌹に毎回笑わせていただきました〜。満足です。

    ※アレですよね。黒江と浪川の話はセルフ妄想で楽しめ!ってことですよね?
  • うそつきあくま

    雁須磨子

    陰キャ同士のウジウジBLだからこそ刺さる
    ネタバレ
    2025年3月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語が面白いのは皆さんのレビュー評価で充分分かってましたが、それでも心底びっくりしたのは、風呂にも入ってないような疲労困憊の無精髭のおっさんに庇護欲を掻き立てられ、あまつさえきゅんとしてしまったことにあります(宇郷、お前の事だよ。)そして辛く長い時間を経てやっとたどり着いたラストシーンの引際と余韻の妙。無駄なものは一切描かない雁須磨子流の美学を感じました。とんでもなく良いBLです。
  • 「うついくん、」

    ダム穴

    芸術家を恋人に持つムズカシサ
    ネタバレ
    2025年3月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 宇津井くんのような見た目の人はほぼヤンキーと思われがちだけど、実はそうでもなく生粋の芸術家である場合があります。そして一般的に芸術家と同じ家で共に暮らすことにはムズカシサが伴うと思う。宇津井くんにしても幸にしても、2人か愛し合ってることには変わりないんだけど、共に暮らすってある意味妥協することだから、芸術家には通用しないんだよな。幸がもっと鈍い人ならば上手くいったのかな。その辺の微妙なズレが大きな亀裂を生んでいく様子がリアルに描かれてて惹き込まれました。

    ※個人的に学生服を着てピアスがっちがちの宇津井くん、めっちゃヘキでございました。
  • 后と河

    山中ヒコ

    無愛想執着攻めを冠する皇帝、圧勝。
    2025年3月22日
    最初から絶対的な安心感を持って読んでましたが、スーハースーハー呼吸を整えねばレビュー出来ないほど素晴らしい作品でございました。無愛想執着攻めがヘキなんですが、その想像を軽く超える皇帝の気品だとか頑固さだとかニコリともしない振る舞いだとか、私の好きピ要素がてんこ盛り過ぎて…スーハースーハー。(誰か酸素を!)

    2巻は陛下のご尊顔をいち早く拝謁したいがため新刊で買っちゃうZO!
  • 恋とパンプアップ

    松島叶杷

    これは良いオノマトペ作品!
    ネタバレ
    2025年3月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 風俗のプロなのに大型犬の無邪気さを併せ持つ攻めって最強!ほんで鍛え抜かれた体躯を隠し持つ全方向好青年の受けってこれまた最高!久々にBL読んで興奮して色々パンプアップしたよね!(はいどうどう🐴)あと2人の心の声ダダ漏れの手書きの文字がまたいいの〜。遠慮がちなちっちゃい文字なのに愛が詰まってるのよ…むせかえるような愛が。

    読み切り「白鳥社長のお気に入り」
    こちらの作品はdom/sub苦手な人、もしくはdom/subに飽きてる人がすーっぽりハマって窒息しそうな沼でした。(ちなみに私はハンカチで窒息。)お気をつけあそばせ。
  • 彗星少年

    ツブキ

    純文学とBLの融合
    2025年3月20日
    いやそこまで言ったら言い過ぎかもしれませんが、活字で始まる冒頭と、いつものツブキ先生らしいサバサバと明るい漫画が沿うように融合して、ちょっと他に類を見ないBL作品となっております。読後の今「あれ、私は純文学を読んだの?BLを読んだの?」と、煙にまかれながら心地よく佇んでいるところです。
  • 邪神の弁当屋さん

    イシコ

    かわいい絵柄にゆめゆめ油断なされるな…
    2025年3月16日
    めちゃくちゃ面白いです。善でも悪でも一括りに神様と呼ばれるカーストのてっぺんに座す存在が地上に降りた時、我々人間の知見を手に入れる事が出来るのかどうか。人間の知見を手に入れた神は、果たして神と呼べるのかどうか…と。今のところ神様の生きる知恵が全てお弁当に集約されているのもほのぼの面白い。謎がいっぱいで2巻も楽しみ。

    ※ひとつだけ最初の謎が解明。それはチュンちゃんの太ましい脚の謎。なるほどかわいい。
  • ごちそうは黄昏の帰り道

    志村志保子

    主人公の心情が丁寧に描かれてて良い!
    ネタバレ
    2025年3月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 婚約破棄した女とされた男がおっかなびっくり近付いていくストーリー。でもただの薄っぺらい恋愛モノではなく、おのおのの心情や背景や人間関係がしっかりと描かれてます。特に、最初からキャラが光ってたお母さんですが、番外編で親心が回収されたのが素敵でした。あとましろさんに言いたい事がある。そろそろ大家さんを名前で呼んであげてほしい…。(デレた大家さん見たかったなぁ)

    ※短編【ベンチの貘】これもすごい良い!誰もがないものねだりで愛しいのです。
  • ゴハン?おふろ?それとも××?

    すずはらりつ

    待て待て待てーい!
    ネタバレ
    2025年3月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 以下ネタバレ強。旦那が性欲つよつよなのに妻を選ぶ理由が処女でウブであることだと…。なんて、なんて、業が深い旦那だよ~。調教する気満々やないかーい。ちょっと下劣な旦那だなぁと思ったけど、奥さんが幸せそうなのでまぁいいや。新婚さんの甘い雰囲気を楽しめます。
  • ホストと社畜

    河尻みつる

    正反対のビジュアルの2人が寄り添うの最高
    ネタバレ
    2025年3月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 早朝の一瞬だけ交わる2人の朝ごはん風景。隣に座ってても話を交わしてても名前も知らないこの関係性が尊い。(出来ればずうっと名前を知らないままでいて欲しいとさえ思ってるよ…)ビジュアルは正反対でも根っこの人間性が似ているのか2人は綺麗に共鳴し、知らない間に影響を与え合い、お互いの良い指針となってるんですよね。読んでて楽しい作品です。
  • 小僧の寿し

    勝田文

    お寿司から鴨鍋まで〜短編詰め合わせ。
    2025年3月8日
    幸せって王道じゃなくて、道からズレたとこにそっと置いてあったりするから、大事なのは幸せを感じる自分のアンテナなんだよね。まるで小僧の握った美味しいお寿司みたいに。大好きな勝田文作品がまた一つ増えました。【クリスマスキャロル】結末が分かっててもじんわり泣けたのは勝田先生の漫画力のおかげだと思います。良い短編集でした。
  • 『行方不明。』【単行本版】

    kanipan

    不安を払拭したい2人の情事が見所です。
    ネタバレ
    2025年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大抵のことはやってやってやりまくる事で忘れられるけど、殺人だけは忘れられないよなぁ。亮の想いの重さ、楓の小心者であるが故の優しさが、凹凸でぴったりハマって抜けない感じがとても良い。あとタイトルが逃避行でなくて『行方不明。』たとえ一緒に逃げてても心から安心出来ていない2人の気持ちを表していると思います。
  • キスはしたけど友達だよな!?

    原ペ~ニョ

    ノンケのケンカップル最高!
    2025年2月22日
    恋愛対象外からいきなり対象そのものになってしまった男たちの戸惑いと葛藤。それを隠そうとするあまりケンカしてしまうノンケの2人…。あまりにも尊い。そして表情が良い。「俺たち友達だよな!?」と確認してる時点でもう半分堕ちてますよ…と、隣にいたら助言してさしあげたい。単話買い不可避。
  • マシュマロおっぱい召し上がれ 【短編】

    佐藤雪

    1巻だけでも面白いよ!
    ネタバレ
    2025年2月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ短編3作品ですが、1巻だけでも読めて1巻が一番面白かったです。2、3巻はお楽しみ回って感じかな。なかんづく椎名くんの自然体で男前な格好良さが際立ってます。部長もカッコいいけど、安易な三角関係にならないのも好き。
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