能美先輩の弁明
」のレビュー

能美先輩の弁明

大麦こあら

ギャップ、哲学、秀逸

2024年10月16日
能美先輩の見た目と本質とのギャップ、瑛人の表情と心情のギャップ。そして哲学を絡めてストーリー展開とマッチさせていくというこあら先生のセンス。1冊読み終えるまでに1時間半。いつもは20分ほどで1冊読むので、今作かなり読み込み要素がありました。読んで自分の中に落とし込むまでを丁寧にしたくて、故の1時間半。後輩×先輩のよくあるお話かもしれませんが、各々のキャラクター性に魅力が詰まりすぎてる。哲学生というのも新鮮だったし、この2人ほんとにくっつくの?と思えるくらい心配でした。心配したいので、すれ違いや一方的に失恋し合う二人は読み応えありました!能美沼にズブズブな丹瑛人をもっと味わいたい。
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