このレビューはネタバレを含みます▼
仁嶋中道先生の作品は、マイノリティが自分と家族と社会と向き合い葛藤する話が多いように感じる(当社比)。
今回は性別不合。親の性別不合を受け入れられるか。でも、そこにはおばあさんの事があって。娘を息子と思えず出ていかれた。孫のカムアウトに後悔したくなく受入れた。認知症になって、心残りが顔を出す。
知らずの孫は…出会った男に救われた。
知人にトランスではなかったけれど、父親がゲイ寄りのバイであったことが病気になって解った家族があって。恨んでいた。
スティグマが完全になくなることはないかもしれないけれど、隠さなくていい、存在があるんだと認知が進めば、こういうことも無くなるかもしれない。
いつも、恋愛の軸に社会的な要素がある仁嶋先生の作品に泣かされる。