恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
」のレビュー

恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

永野水貴/とよた瑣織

嵌るよねぇ

ネタバレ
2024年10月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ コミカライズからこちらへ。タイトルからグサッときてやられる。どんなに暗くて重い話かと躊躇いながら手を出した。思いのほか暗くなくてホッ。ロイドがウィステリィアに詰めるたびに全部お前の父親と母親のせいだよ!と何度ツッコミいれたか。もう全部ぶちまけてやりたい。その瞬間はくるのかという思いでノベルに手を出した。…長いねぇ。挿話とかたくさんあってより作品世界が深く多面的になるのはいいんだけど…。アクションシーンもたっぷり描写するね…。うん。文章も2人と剣のやり取りも好きだからいつまでも読めるのだけど。こっちの世界に戻ってきても王女や王太子絡みもたっぷりやるのでしょう。いつ完結するかな…。世界のこと、家族のこと、親子のこと、聖剣のこと、恋愛のこと、過去と現在、何をどう収めるのか、収まるのか。みんなそれぞれ信念があり、自分の大切なものは譲れない頑固な人たちばかりだから、この膠着状態で動かしようある?大事な物の為に非情に切り捨てる物がある。その全てを集めて背負って異界の地へと葬られたのがウィステリィアなのだから。もういっそのこと、いきなりロイドの剣の師匠とか(聖剣の主になろうとしたけどサルティスに認められなかったんだよね?)だしてきて、めちゃくちゃ強いイケオジ当て馬で価値観とかぶっ壊してくるとか、飛び道具的な新キャラ投入とか、サルティスが擬人化するとか、斜め上の急展開になってもいいかもと思ってきた…。
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