スカッとした！(スカーレットだけに)

悪役令嬢ポジションの主人公スカーレットの、華麗なる舞踏(タコ殴り)を見るための作品だと思います。9巻まで既読。
ストーリーは(設定には細かくうるさいタイプの自分には)ツッコミどころが多いですが、絵柄が良く、ドレスもきらびやか、作画担当の方が楽しんで描いているな〜という感じがよろしいです。こまけぇこたぁいいんだよ！精神で、ついつい続けて読んでしまいました。
華奢で美しいドレス姿の令嬢が、「殴る蹴る」っていうのがなんか良いんですよね。一応、世のため人のためというラインはあるものの、根本的には令嬢の欲望を満たすために殴っているのも、いっそ清々しい。ただそれだけではありますが、自分の好みにハマる設定と作画で、それだけの部分に星4つ。
ああ、こんなふうに嫌なあいつを殴れたらどんなにかスカッとすることでしょう。
スカーレットの、返り血を浴びて輝く笑顔もよろしいです。守りたい、その笑顔。