煙と蜜
」のレビュー

煙と蜜

長蔵ヒロコ

早く15歳になって…お願いします😩

ネタバレ
2024年11月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ おすすめで目に留まり試し読みをしたら…まさかこの歳で😩
何て言ったら良いのか…子ども達を見ていると、瞳がキラキラして疑いもしらず、朝起きたら今日はどんな楽しい事があるのだろうと、純粋に目の前の人と向き合う。その日の親、教師の機嫌が何であれ、人の言葉を疑いなく純粋に聞き入れ咀嚼し、それはどんな意味だろうと思う。そんな子ども達を大人の自分が見ると、キラキラ光る未来そのもので。あぁ、この子達の瞳ががくすむ事なく大人になってくれたらと。その時の社会は明るかったらなと強く思うのですが、だからか文治さんが姫子を優しく見る表情に文治さんよ…と思ってしまうんですね。(姫子さんの瞳はいつもそんな子どもの様にキラキラしていて、文治さんの前だとさらに増すのが可愛いんです。)

大正時代の軍人で30歳はもう女性が何かも知っているだろうし、社会の表裏、戦場という地獄の生き残りだとしたら、姫子さんの様な恋も知らない女の子を許嫁にというその縁に、ある意味救われた部分もあるのかな…などなど妄想し。毎話毎話、姫子さんに見せる柔らかい表情の文治さんと、軍人としての、人の命はただの数字…みたいな文治さんの表情の違いがめちゃくちゃかっこよくて、あぁどうか、震災、不景気、戦争もない世界線になって、早く結婚して結婚したあとも姫子さん呼びでさ、姫子さんが美しく強い女性になっていくのを側で見させて下さい!と思いました。…どう考えても暗い未来しかないんじゃ…(お母様の病気も)と思ってしまいますが、そこはお爺ちゃんの財力で…(姫子さんの着物が本当に素敵)と思っても文治さんはそれでも行くんだろけど…(と頭の中)

久しぶりにこの様な物語を読みましたが、読む前は、ん?と思うかもしれません…がロリではありませんよ、と思い楽しみましたが…。ひとつの感想として。
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