ひねくれ騎士とふわふわ姫様 古城暮らしと小さなおうち
」のレビュー

ひねくれ騎士とふわふわ姫様 古城暮らしと小さなおうち

葵梅太郎

童話の絵本みたいな・・・

ネタバレ
2024年12月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 家族に恵まれなかった騎士さまとお姫様のお話。
「家」って何だと思いますか!?姫さまの唐突な質問に、自分の生い立ちを回想しながら、「安心できる…自分が自分でいられる居場所」かもしれません!と答えた騎士さま。
二人には同じように妖精が見えるのですが、その上、騎士さまは言葉までわかるという事で、通訳の役割をこなし、まずは妖精さんの注文通りのフェアリーハウスを作ります。
材料や道具、インテリア備品など、作画で大きく説明の絵があり、完成した作品がページいっぱいにえがかれます。
これが何ともホンワカ癒しの作用があります。
ボロボロの崩れかけた古城に住まうことになる二人ですが、妖精さんの依頼をこなし、妖精さんから宝石の原石の対価を貰い、冬支度の備えも出来るようになってきます。
そして、何やら「ドラピュール」という城の主を名乗る炎を司る精霊が、守り神的役割りなのでしょうか・・・良い影響を与えてくれそうな予感。
居場所の無かった姫さまと騎士さまが、力を合わせて妖精の家を作りながら、自らの住まいも築き上げていき家族になっていくのかな、と、勝手に想像を膨らませてしまいました。
とっても癒しをもらえる作品です!
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