このレビューはネタバレを含みます▼
何度読みなおしたかわからないし、1巻に戻ったら最後、最新刊まで読み続けてしまいます。そのたびにこの2人のように、どこかのカフェでゆっくり誰かとこの作品を語り合えたらなぁと思ってしまうんです。時がたつと、自分のことよりも周りのことで悩まされたりしんどい思いをすることが増えていくけど、こんなパートナーがいたら、その都度自分自身に戻ってこれるんだろうな~。でもそれは2人とも人間として本当の意味で大人だからなせる業なんですよね。手相を見るふりをして、ちゃんともやもやを口にするのが大人なんだと朔ちゃんから教わりました。そして今回、いつも動じない静があんな繊細で大きな感情をずっと朔ちゃんに抱いて、かつ自分で閉じていたのかと思うといじらしくて切なくなりました。家の空気感と時間の流れ方、Hシーン、そして髪長めのイケメン2人。全てが濃厚だけどふっと軽やかで、あぁかもめ先生の作品だなあって思います。大好きです。1ランクステージの上がった2人の愛のこれからが楽しみです。