魔物のくちびる
」のレビュー

魔物のくちびる

日野雄飛

堕ちていく様子にゾクゾクが止まらない!

ネタバレ
2024年12月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 生徒会長を務める優等生の先輩が、後輩の愛敬のくちびるにこっそり触れたことで彼の中の魔物が目を覚ましてしまった。
悪魔との契約のように、何かを得るには代償が必要なのだ。
愛敬のくちびるから飛び出す不健全で甘美な囁き。
自分の欲を満たすために、ウブで清廉潔白な先輩が堕ちていく様子にゾクゾクが止まらない!

愛敬の中に潜む魔物は一体何なのか、先輩は破滅への道を進んでしまうのか…気になるところで終わってしまった。
42ページと短いのに、魔物の正体で頭がいっぱいになり離れない。
日野先生…参りました。
続きをどうかどうかよろしくお願いします。

そして、日野先生と言えば守りに入らない作風のイメージがあるのだが、今作も。
ラグビー部でもあるムキムキな先輩に、大切な所がことごとく丸見えな紐のようなヒラヒラ下着を着せるとか…これも代償なのだろうが、チョイスが素晴らしかった。
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