INTO THE ROSE GARDEN ‐運命に選ばれなくても‐【タテヨミ】
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INTO THE ROSE GARDEN ‐運命に選ばれなくても‐【タテヨミ】

GAZEL/Winterbaum/MEG

愛憎劇・非情・非道...沼!【現42話まで】

ネタバレ
2024年12月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 出だしから辛く苦しいストーリーが続きます。
何が何なのか謎のままかなり長い間お話が進みますが、少しずつ「そうだったのか...」とどろどろになったふたりの関係が解かれてゆきます。
しかも、謎が増えてゆく。
今42話。
まだまだです。

こんなにも非情で非道なストーリーがあっただろうか。
痛い、苦しい、悲しい…ひどい酷すぎる…が続きますが本当に沼にはまったように抜けられない私です。

クロップにはどうしたって素敵なところが私には見つけられない。
自分の心の奥にあるものを押し込めて蓋をしてしまった彼に訪れたのは血がしたたり落ちるほどの憎しみとすべてを手に入れようとする執着心と捻じれどうしようもないほど崩れてしまった恋慕。
なぜエイロックは彼を好きになったのだろうか…と理性が先走りますがそれこそ恋とは説明がつかないものなのだと思ってしまう。自分にはないもの、素朴で荒々しい正反対の彼だからこそエイロックもまた執着し落ちた。
唯々落ちてゆく。
その二人の姿がとにかく痛々しいです。
日本語訳が直接的過ぎて(ん?)となる箇所も多々ありますがそこは腐脳内補正完了です。

他サイト韓国語で先行して読んでしまっているのですが、どうしてだか引き付けられる作品。シーモアさんで買いなおしてこのまま私の熱が下がらないようなら単行本も買うでしょう。

今度は完結してから追記するかもしれません。
どれだけ長いお話になるのか想像もつきませんが、ドロンドロンの愛憎劇の中に救いを求めてやまない癖の強い作品のまま楽しませてほしい。
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