真夏のユリイカ
」のレビュー

真夏のユリイカ

吾瀬わぎもこ

言葉が良い😩

ネタバレ
2025年1月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 九州に縁がないので無知で申し訳ないのですが、アフターグロウからもうこの言葉が堪らない😩 かっこいい青年がこしょばいとか…可愛いです。

物語は安保闘争時に大学生だった主人公 鵜飼と、少年だった青年 土岐のお話。当時の雰囲気は鵜飼の恋人で後輩だった天方の生き方から感じ、学生の頃からお見合いを親孝行として受ける…そこに戦前から昭和の結婚〜家庭を作る事と恋愛は別だった感をうっすらと思い出し、あのまま天方と一緒だったらどうなっていたんだろう?と。結婚させたのかな…と鵜飼の価値観を思ったりしました。
だけど土岐は少し若いからかはっきりと言い切った✨ 正義感は似た感じなのですが、戦後の自由を知っている感が良かった。そのままスパダリになりそうな、厚い胸、背の高さ、戦後ベビー世代ですが何か?みたいなドヤ感も良かったです。

作者の作品はさらっとしていてしっかりとその時代の空気感が味わえ、そして扇風機までがいやらしい…今回も圧巻な艶描写ッ😩 潮なのにた、畳…とハラハラしたりで大満足でした。また天方や土岐が少し見下ろす鵜飼との立ち位置から感じた艶感に、九州の稚児制度や衆道の名残りってどんなだろうかと思ったりした作品でした✨
いいねしたユーザ15人
レビューをシェアしよう!