映写技師とそのまわりの人間関係、事件





2025年1月5日
「もぎり」君の登場の仕方は訳ありだったし、記憶喪失も闇があるかもしれないと身構えた。
しかしさらさらと日常が過ぎていく。拾ったもぎりとの生活はフィクションらしいあざと展開に思えたが、町の人々との交流場面やイベントの企画と実行などリアル味が増していくと、むしろ十和のこだわりなどにもクセが感じ取れこの人物ならその拾い者すら、さもありなんというエピソードと随所で思えてくる。
穏やかな日々を破りに来る2巻巻末、続く3巻への緊張が3巻構成の、意味を成す。十和まわりの今はどうしてるんだ?、生きてるのか死んでるのかというような出奔した責任を手放しているその人物の、どうしてる?が描かれる。紺との日々。
此処でやっと冒頭のもぎりにやっとのことで通じることが出来た。
ストーリーはヒューマン要素で固められているが、映画のミニ知識も読んでいて興味を誘った。特にあとがきでの、フィルム論、なるほど。
最後の最後まで読んで楽しめた。
リトルダンサーのエピソード(内容はよかったが)、このサイズ感の話にしては大きかった。
途中で尺の短縮を図ることになったのだろうか?
しかしさらさらと日常が過ぎていく。拾ったもぎりとの生活はフィクションらしいあざと展開に思えたが、町の人々との交流場面やイベントの企画と実行などリアル味が増していくと、むしろ十和のこだわりなどにもクセが感じ取れこの人物ならその拾い者すら、さもありなんというエピソードと随所で思えてくる。
穏やかな日々を破りに来る2巻巻末、続く3巻への緊張が3巻構成の、意味を成す。十和まわりの今はどうしてるんだ?、生きてるのか死んでるのかというような出奔した責任を手放しているその人物の、どうしてる?が描かれる。紺との日々。
此処でやっと冒頭のもぎりにやっとのことで通じることが出来た。
ストーリーはヒューマン要素で固められているが、映画のミニ知識も読んでいて興味を誘った。特にあとがきでの、フィルム論、なるほど。
最後の最後まで読んで楽しめた。
リトルダンサーのエピソード(内容はよかったが)、このサイズ感の話にしては大きかった。
途中で尺の短縮を図ることになったのだろうか?

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