このレビューはネタバレを含みます▼
これはヤバい作品です。えらいの読んでしまった・・愛が重い、重すぎる。息するのを忘れる勢いで、まだ終わらないでって思いながら読みました。
おのれの人生をかけて愛を注いでくる人間、ストーカーのようだけども、いややってることストーカーなんだけども、でも全ての行動原理がナオトだからナオトのためにならないことは絶対にしない。え?かずまヤバい奴よね?なのにヤバくないんじゃない?あれ?どっち?って言ってるうちにどんどんかずまワールドへようこそ!されてしまいます。まさにパラドックス!
Hシーンだってそれだけ見るとエッグい快楽追及してるだけのように見えるし、異常な嫉妬もただのヤベー奴なんだけども、20年もののド執着愛と、あそこに至るまでのあれやこれやを知ると全然景色が変わってくるんですよね。最後はナオトに「かわいい」とまで言わせてしまうんですよ。あの行動すべてをもって「かわいい」になるまでカズマお前どれだけ努力したんだと思うと涙出そうです。
2人の間からあらゆる常識が消えても異常が日常になっても、これは洗脳じゃない、ほんものの愛ゆえです。堪能させていただいてありがとうございました!