木陰の欲望【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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木陰の欲望【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

暮田マキネ

宇喜多家

ネタバレ
2025年1月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ のちに「つむぎくんのさきっぽ」に出てくる宇喜多家。
どーしようもない子育てできない家なんだけど。
当主多情につき、正妻、愛人、その子どもたちが一緒に住む(土地内)。
5男は身体が弱く実母にも疎まれる。療養目的で地方都市の宇喜多家所有地に、世話係1名とだけ追いやられる。
ちょっと母性剥奪状態なので、自分を受入れてくれる人に依存してしまうが…ある意味で共依存なので、襲われても許しちゃう。まぁ、やり方は不味かったけど、絶対離したくないの執着は、ときに優しさとは真逆のことをしてしまう。

互いを必要としてよかったよ。
やや、無理やりシーンはあるので、地雷の方は注意。ただ、子どもの破滅思考みたいな感じ。

話は、いたく真面目で共感できる。
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