竜送りのイサギ
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竜送りのイサギ

星野真

タツナミの須佐家、神話伝説織り込む竜物語

ネタバレ
2025年1月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 竜が人々の目にできるところに存在し、伝説のような言い伝えに左右される世界観の物語。
罪人の島で生まれ育ち天涯孤独な少年「イサギ」。その隠された力「サトリ」も今後物語に大きな意味を持ってくるように思われる。
政争の煽りで島流しにされた稀代の名将で英雄の「タツナミ」と出会い、その出会いが主人公の旅立ちのきっかけとなる。
タツナミの息子「チエナミ」とのナイスバディ感と笑いを誘う会話が挟み込まれる絶妙の間合いがとても良い。
ストーリーの本筋にある「竜殺し」の隠された謎と真実。タツナミがやった事とは・・・!?
竜の尾から取り出されたと思われる鋼から造られた刀とそれを収める鞘「ツバキ」。
3巻までの流れで、ツバキの父「八雲」との闘いはイサギに新たな決意をいだかせたようで、これからの展開に期待大です。
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