このレビューはネタバレを含みます▼
BL小説、漫画原作者としてお名前があったら間違いなく神作品だと絶大な信頼をおいてる阿賀先生。ちなみに挿絵のぱち先生は「鬼と天国」でタッグ組んでるお吉川先生の別名ですね。漫画の番外編としての小説はいくつか読んでたけど、一冊長編ものはこれが初読みです。シーモアでは22年発売、初版は14年なのでけっこう前。
ぬるいお風呂に浸って澄んだハイトーンボイスで有名な某男性シンガーの曲聴きながらこの本読んでて、なんて素晴らしくこの作品にマッチしてるんだろうかと、BL読み始めた頃の新鮮な気持ちをなんか思い出したわ。。
冒頭から半分くらいまで、現実味ない、いつでもすぐ壊れてしまいそうな日々がゆっくりと綴られる。麗しい綺麗な子が怪我してゴミ捨て場に捨てられてて、高級マンション住みのスパダリ経営者くんが見つけて、幼なじみと同居(同棲ではない)してる部屋に拾って連れてくるんだもの)この子たちありえないでしょ霞食べて生きてそうな美しい透明感。捨てられてた子とは一緒に手を繋いで毎日寝てるし。(寝てるだけ) 幼なじみくんとスパダリ経営者くんとの交互視点でお話進みます。半分まではけっこう長く感じたけど壊れてからは、展開はやかった。
同人誌で漫画と小説の3人で旅行する番外編でてるらしくて、でももう10年も前だから手に入りにくいんだろうな。。