イグナートの花嫁【単行本版(シーモア限定描き下ろし&特典付き)】
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イグナートの花嫁【単行本版(シーモア限定描き下ろし&特典付き)】

もりもより

世界観好き!綺麗!

ネタバレ
2025年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ すごく綺麗に丁寧に描かれてる作品で、一気にこの世界へと惹き込まれました。
流行病で両親を亡くし唯一生き残ったリタ。その時にできた痕で「呪われた子」と疎まれ居場所を失い、村を守るためにと竜の花嫁として山へ入ることに。誰にも求められない寂しさ、役に立たない悲しさ、もう死を待つのみ…という状況下で救い出してくれたのは恐れられていた竜のイグナートで(めっちゃ男前)。
リタは花嫁としてお役目を果たしにきたのにイグナートはいらないという。リタの足の怪我が治るまでは居ていいと言ったけど、その間一緒に過ごしていくうちに2人の間に温かい繋がりが出来てくようでじんわり沁みました。
自分のために死んでいく人間をもう見たくはないと、リタを突き放そうとしてたイグナート。負けん気強いのか言うこと聞かないで竜化に手を出すリタ。本編では切なくてどのシーンも真剣モードだけど、リタになんだかんだ振り回されてる大男イグナートが可愛くて好きです!
一巻ではまだラブが見え隠れする程度ですが、確実にお互い大切な存在になっているので2巻がとても楽しみです。リタが憧れを抱いてた村の薬屋に無意識に嫉妬してるイグナート堪らんので、もう一回くらい鉢合わせあると嬉しいな。
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