お伽話は地獄の果て、
」のレビュー

お伽話は地獄の果て、

市梨きみ

めちゃくちゃ面白い。超大作になるゾ…

ネタバレ
2025年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 落ちこぼれ魔導師レヴィと、か弱き第13王子サフィール。この世界に絶望していた2人が出会い、互いの存在を愛し、愛する者を守るために強くなろうと決意してゆくーー。

1〜3巻で第1章(序章とも言うべきか)。サフィール(6歳)とレヴィ(16歳)の出会い編。2人の出会いによって、実はサフィールが強かな面も持ち合わせていること、レヴィが手をつけられない力を持っていることが次第に明らかになっていく。と同時に、レヴィはサフィールが、サフィールはレヴィが唯一無二の信頼できる存在に。そして訪れる、2人の別れ……。

ストーリーはやや残酷だけれど、合間合間にあるサフィールとレヴィのイチャイチャ(といっても2人とも子どもだからエッチなのはない)がたまらん。次第に内面が成長するサフィールだけど、このときばかりは無垢でピュア。サフィールがなんでこんなに可愛いのかと思っていたら、『さよならアルファ』の作者さんだったのか!(分かってなかった笑)。

3巻終わりの新章への見せ方も上手い。成長したサフィールがカッコ良すぎて、これはもう次巻は絶対買わないと…!まだまだこれから波乱尽くしだろうけど、2人のイチャイチャと、エロ展開も少しは期待したい。

そして何より、本作がハピエンで終わることを切に切に願います…!!(『心中するまで、待っててね。』の例があるから油断ならない…)
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